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新型ボクスター初テスト 素晴らしいハンドリング

新型ボクスター初テスト 素晴らしいハンドリング

■最新フラット6と改良されたPDK [4/6]

6気筒のボクサー・エンジンは、ボクスター、ボクスターSともにガソリン直噴システムやサーマルマネージメントシステム、エネルギー回生システム、オートスタート/ストップ機能を搭載した最新世代に進化した。

ボクスターの2.7リッター(2703cc)エンジンは、先代より排気量が187cc小さいが、10psアップの195kW(265ps)/6700rpmを発揮する。最大トルクは10Nm小さい280Nmだが、発生回転域が4500-6500rpm(先代は4400-6000rpm)に広がった。ボクスターSの3.4リッター(3436cc)は先代と同排気量で、こちらは先代+5psの最高出力315ps/6700rpmだ。最大トルクは先代と同じ360Nmだが、こちらも4500-5800rpm(先代は4400-5500rpm)の幅広い回転域で発生する。トランスミッションは6速MTと設計の見直しを受けたデュアルクラッチ式ATの7速PDKが用意されている。

結果、0-100km/h加速は先代から短縮され、ボクスターの6速MT車が5.8秒、PDK車は5.7秒(スポーツクロノ・パッケージ装着車は5.5秒)、ボクスターSの6速MT車は5.1秒、PDK車は5.0秒(同4.8秒)となった。最高速度はボクスターが264km/h(PDK車は262km/h)、ボクスターSは279km/h(同277km/h)だ。また同時に先代から最大15%もの燃費向上を果たしている。


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