プリウス主力工場見学 トリビア満載で解説!
掲載 更新 carview! 文:伏木 悦郎/写真:トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:伏木 悦郎/写真:トヨタ自動車
堤工場がプリウスのメインファクトリーであることは、ラインを流れる姿を見れば理解できる。しかし、なるほど! と実感できたのは検査工程。艤装検査工程にある遮音ブースは、にわかにその意味が読み取れないが、話を聞いて納得だった。EV走行やアイドリングストップによる静かな走りはプリウスの重要な個性の源泉になっている。異音は市場からもっとも多く寄せられる指摘だが、プリウスではなおさらだ。遮音ブースは、それまで75dBだった検査環境に防音壁を施し、マイナス10dBを実現。静かさは都心交差点から住宅街レベルとなり、不具合の検出が容易になったという。
さらに機能検査工程には独自のハイブリッド電子機能検査があり、新機軸のソーラーパネルのチェックも念入りに行なわれている。
こういう細やかなクルマ作りの現場を見ていると、やはり買い換えようかな…そわそわした気分が募ってくる。
堤工場のユニークな点は、エコなクルマはエコな工場・人からをスローガンに、自然を活用した環境に優しい工場作りを目指していることにある。工場建屋の外壁にはNOxやSOxを吸収する光触媒塗料が使われ、組立工場、機械工場、ジム館の屋上にはソーラーパネルが設置されている。発電量は2000kW。民家500軒分に相当するという。自動車工場は大量の水を消費するが、水質浄化の取り組みも徹底されていて、水質指標BOD(生物化学的酸素要求量)は元の川の5分の1に低減されている。
ビオトープの設置もその一環。はじめて聞く言葉だが、生物の住息環境を意味する生物学の用語で、雑木林や小川、水田といった日本の現風景といえる環境を取り戻すための再生モデルといったものだ。カブト虫がいて、メダカが泳いで蛍が飛ぶ。未来的なクルマの工場がこんなこともやっているんだ。時代の変化を痛感せざるを得なかった。
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