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日産リーフと4WD版ノートe-POWERでモーター駆動の低ミュー路での強さを実感

リーフのe-Pedalと単なる回生ブレーキは大きく違う

日産リーフで最も感心するのは、EV(電気自動車)であるという最大かつ根本的な特徴とメリットを除けばe-Pedal(eペダル)だ。特に雪上をはじめとする低μ(ミュー)路でのそれは神機能といっても過言ではない。2月頭に北海道で開催された日産メディア向け雪上試乗会でそのことを再確認した。

EVはアクセルペダルを踏むと電力が駆動用モーターに供給され、回転エネルギーを生み出して走行する。逆に走行中にアクセルペダルを戻すと、車輪の回転エネルギーがモーターで電気エネルギーに変換され、バッテリーに蓄積される。その際(ジェネレーターとして作動している)モーターの回転が抵抗となってクルマを減速させる。これが回生ブレーキだ。原理は違えども挙動は内燃機関のエンジンブレーキと同じだ。

エンジンブレーキよりも制動力が強いので、アクセルを戻すだけで比較的短距離で停止まで減速することができる。このためEV(はじめモーター駆動の電動車)はアクセルペダルを踏めば進み、戻せば止まる、いわゆる“ワンペダルドライビング”が可能と言われる。

e-Pedalは回生ブレーキをベースに、(必要に応じて)油圧で作動する一般的な摩擦ブレーキも加えて4輪を個別に制御するブレーキシステムだ。e-Pedalを使えるのと単に回生ブレーキを使えるのとでは、車両制御のしやすさが段違いだ。

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