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マーケットは大幅回復、ただし昨年並みにはまだ届かず【ボディタイプ別売れ筋・6月】

ミニバン:アルファードの猛進が止まらない

ミニバン部門は前月比35%増の計3万7692台を登録。市場シェアは23.7%で1.5ポイントの減少となった。ミニバン部門の注目は、「アルファード」の好調ぶり。トヨタの“キング・オブ・ミニバン”はもともと人気が高かったが、3月までは「トヨタ シエンタ」や「ホンダ フリード」といったコンパクトミニバンより下位につくことが多かった。ところがコロナ渦中の5月に首位に立ち、6月もそのポジションをキープ。5月上旬に始まったトヨタ販売店での全車種併売化により取り扱い店舗が増え、これを機に台数を伸ばすことに成功した勝ち組みのひとつとなった。ちなみに酷な現実だが、兄弟車のヴェルファイアは全車種併売化後に台数を減らしている。

2位「ホンダ フリード」は、前月比55%増の5595台を登録。前月の3位から順位をひとつ上げてきた。3位「日産 セレナ」も前月比76%増と躍進し、5位からポジションアップに成功した。

その勢いに押される格好となったのが「トヨタ ヴォクシー」。前月と同順位を守ったが、最大のライバルであるセレナの後塵を拝することに。また「トヨタ シエンタ」は、前月から24%減少し、2位から5位へと順位を下げた。

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