新型レガシィ試乗、イノベーションの成否は?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
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というわけでぶっちゃけた話、今までレガシィをこよなく愛してきた人で、よほど身体が大きな人を除けば、現行モデルに100%満足できることはないと思う。乗り心地や居住性はともかく、ハンドリングやスタイル、サイズ感に納得できない人も多いだろう。特にスバルを深く愛してきた人ほどそうで、時代の要請とは分かっていても、昔とは違うなぁと思わざるを得ないはずだ。事実、ボディ幅に関しては「駐車場の狭い人には申し訳ない」と開発主幹の熊谷さんもおっしゃっていた。
とはいえ、そもそもレガシィはユーザー第一主義。マーケティング至上主義のクルマではない。ある種の技術至上主義、もしくは理想主義で開発されてきた。スタイリングに関してもイタリア車ほどカッコ優先ではなく、独特の味で勝負のクルマだった。先代レガシィこそ「美しさ」をウリにしたが、言うほど評価もされなかった。つまり、今回はスバルの原点に立ち返ったクルマとも言えるのだ。
そもそもスバルにトヨタやホンダ、ましてやアメ車的味わいを求める人はいないと思う。時代的な要因の中で、いかに走る楽しさ、クルマを使う喜び、持つ幸せを追求できるかがレガシィの本義であり、味わいなのだ。そういう意味で、新型レガシィは相変わらず非常にスバルらしいクルマである。もちろん、時代は追い風ではないし、とっくにハイブリッドの時代であるが、変わらぬ人も多いはず。
レガシィの個性、不器用さを愛してきたスバルファン、そして今までスバルを知らなかったクルマファンよ。ぜひ1度乗り、気に入ったら買って、愛してあげて欲しい。今回も良くできていると感じるはずだ。
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