新型レガシィ試乗、イノベーションの成否は?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
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一方、走りは相変わらずスバルらしい。まずはハンドリングでとてもホイールベースが80mmも長くなったとは思えない。ある種の軽さ、ヒラヒラッとノーズが瞬時に内側を向く感じこそ減ったものの、非常に手応えがあって運転してて楽しい。スポーティな3本スポークステアリングも太さ、軽さ共にちょうどいい。
乗り心地も相変わらず硬めに締まったもので、衝撃は少なく、ボディ剛性の高さを如実に感じさせるし、特にリアシートの快適さは抜群だ。広くなっただけでなく、静かで安心して長時間座っていられる。
エンジンだが、ズバリ今回の目的は燃費の改善だろう。最大のトピックは今までの2リッターエンジンの代わりに用意された2.5リッターエンジンで、排気量こそ増えたが型式は相変わらずスバル独自の水平対向であり、味わい深い。特に今回のメインは、10・15モード燃費こそリッター14kmと過去の2リッターと変わらないものの、実質燃費が約1割ほど伸び、リッター10km以上は走ると思われる2.5リッターSOHCノンターボ。
一見、燃費が悪くなりそうだが、高速域でのエンジン回転数は落ちて効率が改善され、それでいてピークパワーは170psと従来の2リッターよりも30psも上がっている。まさしくパワーと燃費を両立しているわけで、この排気量アップによる効率改善は、話題の新型プリウスでも行われていることだ。それとノンターボに限り、スバル独自新開発の縦置きチェーン式CVTと組み合わされ、これまた燃費向上に貢献している。またこれまでのレガシィのウリだった2リッターターボの代わりに採用された2.5リッターDOHCターボも、過去の2リッターターボに比べピークパワーが25psも増えた上に、5速ATで2%、6速MTで9%も燃費向上。環境性能がアップしている。
実際に乗った感じでいうと、確かにドカンと途中から伸びるターボエンジンの方がレガシィらしいが、CVT採用で独特のダイレクト感と伸びがあるノンターボでもそれなりにスポーティに走れる。コチラの方がどう考えても今の時代に合っているので、是非とも試乗して気に入れば選んで欲しい。
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