新型「ルークス」は王者「N-BOX」を明らかに意識も「デリカミニ」は“我が道”を貫くデザイン。兄弟車なのなぜにここまで違うのか
掲載 更新 carview! 文:山本 晋也 34
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こうした背景を知ると、日産ルークスと三菱デリカミニがまったく異なる外観や機能を備えている理由が理解しやすくなります。
スタンダードモデルであるルークスとeKスペースは、外観からも兄弟車であると感じさせますが、上級グレードの「ルークス ハイウェイスター」と「デリカミニ」は完全に別のクルマのように見えます。
ボディサイドの特徴的なキャラクターラインを見れば、ドアパネルやAピラーから後方の外板は共通していることが明らかです。しかし、こうした共有化によってコストを抑えながら、ここまで異なる個性を演出できているのは、NMKVによる取りまとめの妙であり、このスキームの成功を示す好例と言えるでしょう。
今回は、兄弟車には見えないルークス ハイウェイスターとデリカミニに注目し、それぞれの狙いを分析してみたいと思います。なお、現時点では正確な価格やスペックは未公表のため、内外装から読み取れる商品企画にフォーカスします。
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