次期トゥアレグのコンセプト・T-Prime独占取材。斬新なコックピットも注目
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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SUVとかけて土用の丑の日と解く。そのココロは「世界中で人気がうなぎ上り」である。冗談はともかく、特に欧州では毎年13~14%と二桁の上昇率で、このまま行けば2年後の2018年までに37%以上を占め、乗用車の2分の1はSUVになりそうである。主流はコンパクトおよびミドルクラスだが、アッパークラスSUVも並行して台数を伸ばしている。
そのプレミアムな領域ではドイツ勢が世界的に優勢で、「アウディ Q7」「BMW X5」「メルセデス・ベンツ GLS」「VW トゥアレグ」「ポルシェ カイエン」などが覇権を争っている。
もっとも伸びの著しいドイツ市場に目を向けると、このセグメントの特徴は年齢層が高く(平均54歳)、それゆえに乗降性やドライビングポジションなど快適性が優先されている。SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)という名称からは想像し難いが、これが本音なのかもしれない。SUV発祥の地アメリカでは、前述の条件の他に社会不安故にセキュリティ、すなわち頑丈そうな佇まいが特に女性ドライバーから好まれているという調査結果もある。
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