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ル・マン・クラシック 数億円がサイドバイサイド

ル・マン・クラシック 数億円がサイドバイサイド

■現代の基準に照らしても十分にスポーティ [7/8]

W194のコクピットにヘルマン氏と並んで座り、昔話を聞いていると、いよいよコースインの時間がやってきた。ヘルマン氏は慣れた手つきでいくつものスイッチをパチパチと操作し、スタートボタンを押してエンジンを始動した。バババッと力強いエグゾーストノートが周囲に響き渡る。ピットロードを抜けて本コースに入ると、伸びやかで力強い加速が体を襲って来た。コーナーではわずか1100kgのボディの軽さが助手席にいてもわかるほど、グイグイとノーズがインを向く。その身のこなしは、現代の基準に照らしても十分にスポーティだ。ユノディエールでは気がつけば車速が200km/h近くに達しており、風切り音の小ささから流線型ボディによる空力性能がどれだけ優れているかが実感できる。

ヘルマン氏は細身で大径なノンアシストのステアリングホイールや、ダブルクラッチが必要な4速A/Tを慣れた手つきで操作し、60年前に作られたW194を優雅にドライブしていた。実際のレースではもっと激しく攻め込んだはずだが、助手席から半世紀以上前のル・マンの雰囲気を、ほんのわずかだが垣間見ることができたような気がする。そして夢のような13.629kmのドライブが終了した。


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