メルセデスの新型「GLC」はベストセラーSUVに相応しい仕上がりに期待! 日本発売は来春が濃厚
掲載 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 42
掲載 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 42
>>メルセデス・ベンツ GLC(現行モデル)のカタロググレードをチェックする
メルセデス・ベンツのコンパクトSUVシリーズである「GLC」(X253)と「GLK」(X204)はSUVブームの恩恵を受け、2009年の導入以来260万台を超す販売台数を達成、「Cクラス」を超えるベストセリングモデルとなった。
GLCは2015年に登場、2019年のフェイスリフトを経てフルモデルチェンジを受け、欧州では2022年9月に発売されている。今回はスペインで試乗会からレポートしよう。
ニューモデル(X254)はベストセラー故にデザイン面では冒険を避けてキープコンセプト、気を付けて観察しないと旧モデルとの差を見つけることは容易ではない。
特にフロントはヘッドイトの目頭がスターパターングリルまで届いているくらいで、大きな変化はない。一方、リアはCクラスのように切れ長のLEDライトになった。
>>メルセデス・ベンツ GLC(現行モデル)のカタロググレードをチェックする
ボディサイズは6cm延長され全長は4.72mへ、ホイールベースも1.5cm伸びて2.8mとなった。この変化は顧客の要望によるトランクスペース拡大のためで、容量は70L増加して620Lとなった。
さらに大きな変化はコックピットで、Cクラスと同じようにアップデートされている。ドライバーの正面には12.3インチの横長ディスプレイ、そしてコンソールには11.9インチの縦長タッチスクリーンがレイアウトされているのだ。もちろんOSは最新のMBUXが搭載され、「ハイ、メルセデス!」で起動する。
>>メルセデス・ベンツ Cクラスのカタロググレードをチェックする
販売が始まったドイツ国内の場合、当初は3グレードでガソリンエンジン搭載モデルは「GLC200」と「GLC300」、ディーゼルモデルは「GLC220d」で、年内にガソリンとディーゼルのPHEVが追加される。
また、ドイツで販売されるICEモデルはすべて4気筒で48Vのマイルドハイブリッド、すなわち23psと200Nmを発生するISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)が組み合わされている。
試乗車は「GLC300 AMGライン」で、2L直列4気筒ターボエンジンを搭載、最高出力258馬ps、最大トルク400Nmを発生、標準装備の9Gトロニッックと4マチック(4WD)を介して0-100km/hを6.2秒、最高速度は240km/hに達する。
>>メルセデス・ベンツ GLC(現行モデル)のカタロググレードをチェックする
ドアを開けるときにミラーがドアマウントになったのに気づく。現行Cクラスは未だに三角窓の位置に置かれているので、説明はなかったがGLCの方が一世代新しいプラットフォーム(MRA II:モジュラー後輪駆動アーキテクチャ)をベースにしているのだろう。
Cクラスよりも6cm高いSUVならではのドライビングポジションのシートに収まりスタートする。キャビンはルーミーで、しかもオプションの巨大なグラスルーフがオープン感覚にしてくれている。
走り出してまず感じたのはマイルドハイブリッドによる力強いローエンドの加速、そして15mm延長されたホイールベースと4WSに合わせて新たにセッティングされ、安定性と快適性が増したシャーシ性能である。
スペインのピレーネ山脈に繋がるワインディングロードではステアリング特性が現行
モデルよりも応答性が増し、ノーズが手首の動きに反応するようにコーナーをトレースして行く。そのフィーリングは背の高いSUVを忘れさせるほどで、これならばセダンあるいはワゴン離れも仕方がないと納得するほどであった。
>>メルセデス・ベンツ GLC(現行モデル)のカタロググレードをチェックする
すべてが成長したニューGLCは改めてメルセデス・ベンツのベストセリングモデルに相応しい存在となったと言える。
標準装備が増えた結果、テスト車両のドイツでの価格は6万8240.55ユーロ(19%付加価値税込み、約970万円)と発表されているが、大きくなったボディや充実した標準装備などを考慮すると妥当なところだろう。
日本市場では値上げに加えて円安による影響が予想される。正確な価格と発売時期は現時点では未だ発表されていないが、販売店などの情報によると来春が濃厚とのこと(※編集部調べ)。
>>メルセデス・ベンツ GLC(現行モデル)のカタロググレードをチェックする
>>メルセデス・ベンツ Cクラスのカタロググレードをチェックする
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!