【ちょっと地味?】日産「ノート」シリーズ一部仕様向上。安全装備進化も値上げ幅は良心的、新グレード追加で選択肢は拡大
掲載 carview! 文:杉山 元洋 22
掲載 carview! 文:杉山 元洋 22
ノートシリーズの一部仕様向上と同時に、日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)が手がけるカスタムカーの「AUTECH LINE(オーテックライン)」にもノートが追加発売されました。
オーテックラインはさりげない個性やこだわりを追求したモデルで、これまでは「キャラバン」や「ルークス」で展開されてきたシリーズです。
オーテックラインのベース車両はFFの「X」と4WDの「X FOUR」で、専用の16インチアルミホイールを採用。エクステリアはメタル調フィニッシュのドアミラーやダークメタルグレーのフロントグリルを装備しているのがポイントです。
価格は2WDが243万8700円(消費税込み)、4WDが272万4700円(消費税込み)となります。
インテリアには、「エクストレイル」でも採用される次世代シート素材「TailorFit(テーラーフィット)」を使用。オーテックでは、「手触りの良さで知られるナッパレザーに並ぶしっとりとした触感と包まれる心地よさをもたらす」と説明しています。
ネットでの評価は「(ノート)オーラのような明確な個性が欲しかった」「ノートとノートオーラの間の微妙なポジションで埋もれてしまいそう」という懐疑的な意見もある一方で、「最安の入門グレードを、11万の差額で専用アルミや内外装を適度に上質にするっていうカスタム手法は好感が持てる」「オーテックってマニアックで硬派なイメージだったけど、これは新しいニーズとして広い層の期待に応えそう」「想像よりもかなり売れるのでは?」と、意外なほど高い好感度がうかがえます。
日産販売店の関係者に今回のマイチェンへの反響を聞いたところ、「正直、見た目や走りでの大きな変化はありませんが、使い勝手面での地味な品質向上は好評です。オーテックラインに関しては、ノートオーラの商談に来た方が同時に検討するというケースも少なくありません」とのこと。
日産の主力モデルにまた一つ、選択肢が増えたことは朗報と言えるかもしれません。
(終わり)
(写真:日産)
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