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シトロエンC5海外試乗記 後編は吉田匠がレポート

ドイツ車と戦うためのシトロエン

シトロエンが新型C5をドイツ車っぽい匂いのするスタイリングに仕立てたのには、もちろん理由がある。C5が属するDセグメントの市場では、BMW3シリーズ、メルセデスCクラス、それにアウディA4といったドイツのプレミアムモデルが圧倒的な人気を誇っているが、つまりシトロエンはニューC5を、それらに仲間入りできるようなインターナショナルなクルマに仕上げたかったのではないか。ステーションワゴンの名をフランス式の「ブレーク」から英国式の「ツアラー」に変えたのも、同じ理由だろうと思う。

ニューC5のワールドプレミア試乗会は3月初旬、ポルトガルのリスボンをベースに開かれたのだが、試乗の前夜、ホテルで開かれた記者発表の席で女性がやったプレゼンテーションのなかに、その明確なヒントがあった。ヨーロッパでは、企業が部長クラス以上などの管理職に通勤や仕事の足に使うためのクルマを買い与える「カンパニーカー」という制度があるが、新しいC5はカンパニーカーとして積極的に選ばれるようなクルマになることを目指して開発したと、プレゼンターの女性は明言したのだった。

カンパニーカーにはDセグメントのモデルが対象になることが多く、例えばイギリスでは数年前、BMW3シリーズがカンパニーカーに選ばれる比率が一気に上がったことで同国のDセグメントにおけるトップセラーに上り詰めた、という英自動車誌の記事を読んだことがある。つまりシトロエンはニューC5に、シトロエンらしいファミリーサルーンであるだけでなく、エグゼクティブの仕事の足としても使われるようなタイトな雰囲気を与えることも意図したということで、部分的にややドイツ車っぽく見えるエクステリアデザインも、そこを狙ってのことなのではないか。

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