新車は高すぎる!…ならコスパよくゴージャス気分になれるクルマはいかが? 今でも200万円台には見えない国産中古車3選
掲載 carview! 文:伊達軍曹 56
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例えば昨今、人気薄ジャンルの筆頭といえばセダンだが、そんなセダンの中古車に注目してみると、一例として日産「フーガ」の最終型が、けっこうナイスな選択肢として浮かび上がってくる。
昭和生まれの各位はよくご存じのとおり、フーガはセドリックおよびグロリアの後継モデルとして2004年に登場したEセグメントの高級セダン。
そして2009年から2022年まで販売された最終型(2代目)フーガは、3.7Lまたは2.5LのV6エンジンと、3.5Lハイブリッドをパワーユニットとし、トランスミッションには7速ATを採用。スポーティな「タイプS」や高級志向の「VIP」といったグレードも用意する、ゴキゲンにゴージャスなセダンだった。
しかし世界的規模の「セダン人気の凋落」にはあらがえず、その中古車相場は今や思いのほか割安だ。オンボロの初期型が総額50万円ぐらいで買えるのはまぁ当然として、2015年2月に大幅改良を受けた世代の低走行な3.7L V6ユニット搭載物件も、総額140万~250万円という軽自動車並み(?)の予算で狙うことが可能なのだ。
またそのほかのセダンでは、2世代前のトヨタ「クラウン」である210系「クラウンアスリート」(2012~2018年)も注目に値する。
最新のクラウンシリーズは比較的アバンギャルドな方向に向かって進化しているが、この時代のクラウンはオーソドックスでシブいセダンスタイル。ボディサイズは全長4895mm×全幅1800mm×全高1450mmというほどよい余裕を感じさせるもので、インテリアは、日本の美意識を織り込んだ造形や手工芸的な趣によって静かなゴージャス感が表現されている。
そしてパワーユニットは「新世代の高級車用パワーユニット」として開発された2.5L直4エンジンにモーターを組み合わせたFRセダン専用ハイブリッド(システム最高出力220ps)と、最高出力315psの3.5L V6、そして同203psの2.5L V6というラインナップでスタート。
2015年10月にはマイナーチェンジを行い、同時期のレクサス「NX」にも搭載された最高出力235psの2L直4ターボエンジン「8AR-FTS」も追加した。
こちらもオンボロな初期型が総額100万円程度で買えるのはもはやお約束だが、マイナーチェンジ後の比較的低走行な物件も、総額220万~250万円付近の予算で検討可能。ちなみに「ピンクのクラウン」が登場したのもこの世代だが、そちらの低走行中古車は残念ながら希少で、あったとしても総額400万円前後になる場合が多いようだ。
(次のページに続く)
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