CLAシューティングブレーク、頂点のAMG版に早くも試乗

意外なほど使えるラゲッジルームだが…

CLAシューティングブレークの売りは前に述べたようにデザインである。全長4630mm、全幅1777mm　全高1435mmと、長く、ワイドで、低いプロポーションはなぜかネオクラシックな流線型を思い起こさせる。加えて2699mmと長めのホイルベースはスポーティなスタビリティを視覚的に提供している。

一方、実用性は見た目より悪くはない。トランク容量は通常で495L、リアシートのバックレストを倒せば1354Lとサーフボードやスキーなどのスポーツ・イクイップメントはもちろん、ちょっとした引っ越しならば手伝えるほどのカーゴスペースが誕生する。その際に巨大なハッチバックが大いに役立つのは言うまでもない。

しかし引っ越しなど間違っても手伝ってはいけない。シューティングブレークで煎餅布団など決して運んではいけないのだ。せいぜいガールフレンドのロングドレスどまりにしておこう。これこそがシューティングブレークの正しい使い方なのである。