新型コルベット＆キャデラックCTS、同時発表

シボレー コルベット

■軽量かつドライバー重視の新型キャデラックCTS

新型キャデラックCTSの注目点は、ボディの軽量化とダウンサイジングエンジンの採用だ。ボディは先代よりも100mm長く、ルーフやフードラインは約25mm低くなり、デザイン的にもよりロングノーズで引き締まったプロポーションが強調されている。その一方で、アルミ製の前後ドアやボンネットをはじめとした軽量化技術を広範囲にわたって採用し、車両重量は先代比7％減の1680kgに抑えられている。発表会では、ライバル視するBMW 528i（2013年型）よりも90kgも軽いと強調されていた。見た目的には、LEDをふんだんに使用し、連続性を持たせたLEDライトが大きな特徴となる。

エンジンは従来の3.0リッターV6から最新の2リッター直4・直噴ツインスクロールターボへとダウンサイジング。最高出力は276ps、最大トルクは400Nmを発生する。トルクカーブはフラットで、最大トルクを3000rpm～4500rpmで生みだすため、中低速域での瞬発力や扱いやすさが魅力となる。

価格は「キャデラック CTS ラグジュアリー」が599万円、「キャデラック CTS エレガンス」が699万円。上級グレードの「キャデラック CTS エレガンス」には、可変ダンピングシステムのマグネティック・ライドコントロールをはじめ、キャデラック初のオートマチック・パーキングアシスト（縦列駐車）や警告振動機能付きのドライバーシート、レーン・ディパーチャー・ウォーニング、リアビューカメラといった先進装備がすべて標準装備される。CUEシステム統合型のナビゲーションシステムは、40万円のオプション装備となる。