12チリンドリ日本初公開。伝統オマージュのレトロデザインにハイテク融合でV12 NAモデルの集大成に
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:フェラーリ・ジャパン、編集部 7
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:フェラーリ・ジャパン、編集部 7
「エンツォ」から脈々と受け継がれてきた誉れ高き6.5Lの「F140型」エンジンは、チタン製コンロッドなどの採用によりレブリミットは9500rpmに達する。さらに、F1技術を応用した「スライディング・フィンガーフォロワー式バルブトレイン」といった技術により、最高出力830ps/9250rpm、最大トルク678Nm/7250rpmを発揮。7速から8速へと段数を増やしたDCTで後輪を駆動する。
最高速度は340km/h、0-100km/h加速は2.9秒で、ドナート社長は「完璧なパワートレイン哲学を追求するフェラーリの次のレベルを象徴するモデルであり、フェラーリのDNAを体現するクルマ」と話す。
“世界最高の管楽器”とも称されるV12サウンドも音質を向上させた。6-in-1の等長マニホールドといった最新の吸排気系を採用し、車内では混じり気のないピュアなサウンドが楽しめるそうだ。
シャシーはアルミニウム製スペースフレーム形式は踏襲しながらも、先代「812スーパーファスト」から一新されホイールベースを20mm短縮。トランスアクスルを採用し、重量配分はFRとしてはほぼ理想的な前後=48.4:51.6としている。
さらに、軽量化を果たしつつねじり剛性を高め、四輪独立操舵(4WS)などの最新デバイスを組み合わせることで、快適性と安定性、アジリティ(敏捷性)を両立しているそうだ。
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