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自動車ジャーナリストは本当に“ジャーナリスト”なのか?

従来型の自動車ジャーナリズムの限界が見えてきた

ただ、難しいのは歴史を辿ると僕らが単なるエンタテイメントリポーターでもないことがあります。具体的には伝統のカーグラフィック誌の初代編集長である小林彰太郎さん、日本で最も有名な自動車評論家の徳大寺有恒さんで、彼らは特にその活動初期において、自動車にまつわる重要な問題提起をしている。

それは主に商品を味わうユーザーの視点で、性能を鋭く批判し、良し悪しを付けていること。しかもここがポイントですが、膨大な関係者インタビューやフィールドワークに基づく以上に“自分が乗った主観”で結論づけていること。専門誌は高度な計測器やサーキットテストで冷徹・客観的に見てると言うけど、小沢に言わせれば結局は主観。自動車ジャーナリストがリポーターとして乗り、最終的には豊富な経験に基づく己の感覚で良し悪しを付ける! はある意味、自動車ジャーナリズムが培ってきた伝統のストロングスタイルなわけです。

だからこそ自らの感覚を研ぎすませる意味で、公道をぶっ飛ばすことをある程度容認し、勝手な物言いを良しとしてきたわけで、ある意味これは先達の遺産なのです。ただ今回、そこに限界が見えてきたのも事実で、今や昔ほど乗っただけでクルマの違いは見えてこないし、一般人と自動車ジャーナリストの間に知識・見識差もない。記事に以前ほどの説得力もないし、スピードを出す意義も消えかけています。

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