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“軽さ命”のスズキはなぜ新型SUV「eビターラ」に重いBYD製バッテリーを採用したのか? その戦略を読み解く

LFPバッテリー選んだ理由は「コスト・安全性・寿命」

スズキがLFPバッテリーを採用した理由は、端的に言えば「コスト・安全性・寿命」の3点に集約される。

バッテリーメーカー各社の提案を比較検討した結果、スズキはFDB製のバッテリーを選択。その決め手となったのは、LFPバッテリーが「素材としてシンプルでありながら、3要素を高水準で満たしている」と判断されたからだという。

まず、コスト面では三元系バッテリーに比べて有利である。三元系は高価な希少金属であるコバルトを使用するが、LFPバッテリーはコバルトを用いないため、コストを抑えることができる。

次に、安全性については、LFPの結晶構造が安定しており、熱暴走に強いとされる。加えて、充放電サイクルの耐久性にも優れており、寿命面でも優位性があるとされている。

「安くて、安全で、長持ちする」この特性は、スズキがこれまで培ってきた「低価格で信頼性の高いクルマづくり」という哲学に通じるものであり、BEVにおいてもそれを実現しようとする姿勢がうかがえる。

(次のページに続く)

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みんなのコメント

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  • 2025/8/08 21:20

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    発火しないリン酸鉄リチウムバッテリーが重くても現時点ではベスト。発火事故が多いモバイルバッテリーやモバイル扇風機もすべてこれにしてほしい。他の軽量バッテリーの安全なものが出てくるまでは。
  • 2025/8/08 19:26

    違反報告

    リン酸鉄リチウムイオン電池は、0℃を下回ると充電できないという大きな弱点があるんだけど、電池を温めるヒーターを内蔵するなどの対策はされてるのかな?
  • 2025/8/08 21:08

    違反報告

    スズキはシャシの前後部分を含むプラットフォームを担当して、電池搭載部分シャシと電気系の設計はトヨタとBYD協業設計ののbZ3セダンだろうから。インドの暑さとメンテナンス技術力を考えたら3元系は難しい。出来るだけ安全で出来るだけノーメンテ。6年なりして次期型の頃ならコバルトレスのニッケルマンガン系なり次世代の廉価タイプ電池になるでしょうし。

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