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パサートCC×吉田 匠 国内試乗、速攻レポ!

ちゃんと使える居住空間とラゲッジスペース

このパサートCC、その成り立ちは想像するとおりのものだ。普通のパサートと同じホイールベース2710mmのプラットフォーム上に、4ドアのピラードクーペを構築しているわけだが、そのディメンションは全長4815×全幅1855×全高1425mmと、パサートセダンと比べると長さで30mm、幅で35mm大きく、逆に高さは50mm低い。

そのスタイリングは見てのとおり、フロントはまだニューシロッコ、ゴルフVIと続くニューモデル群に連続的に採用された水平基調の新しいフォルクスワーゲンの「顔」には変わっていないが、分厚いフェンダーラインの上に載った天地の薄い、しかも流れるようなルーフラインを持ったキャビン形状が、従来のフォルクスワーゲンにはないエレガンスを醸し出している。しかも、そのルーフライン後方のリアウインドーから滑らかに繋がるトランクリッドの先端が、スポイラー状にデザインされているのも特徴的でカッコいい。

となると、室内の居住空間は使えるのかいささか疑問になるが、そこは実質主義のフォルクスワーゲンのこと、使えないクルマにはしていない。リアシートはセンターに小物入れをセットした2人用、つまり4シーターなのだが、そこに座ってみても特に問題はなかった。リアサイドウインドーが上下に薄いことも影響して若干の閉所感はあるものの、ヘッドルームに決定的な不足はなく、まさに健康的な普通のパサートとは違うやや不良な、あるいはちょいと淫靡な雰囲気を醸し出しているところがむしろ好ましい。

一方、リアシートのバックレストは2:1の分割可倒式で、それを前に倒すとトランクスルーになり、もともと広いラゲッジスペースが大幅に拡大する。スタイリッシュなモデルをデザインしても、フォルクスワーゲンは日常的な使い勝手を犠牲にしていないのだ。と書いて思い出したのが、太くてしかも前方まで延びるAピラーだ。コーナリングするときにそいつがコーナーの角の視界の邪魔をするのが、けっこう気になったのである。

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