ベントレーはアガリのクルマじゃなくて人生まだまだな人のクルマだった
掲載 更新 carview! 写真:編集部
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都内某所で開かれたベントレーのメディア向けミニ試乗会に行って来ましたー。90分の試乗時間だったので赤坂周辺を徘徊しただけですが、日本人より外国人から注目されましたよ。
試乗したモデルはブルーパープルに塗られた「コンチネンタル GT V8 S コンバーチブル」の2017モデル。車両本体価格2530万円に、75万9400円のオプショナルペイント(クルマが買えそう)や29万3600円のオプショナルルーフカラーなどが盛られています。しかし何より、高級車はインパネのスイッチやシートのステッチなど、細部の作りにオーラが宿るなあと改めて思わされました。というわけで雰囲気は写真でどうぞ!
そんなベントレー、昨年は日本で430台ほど販売されたとのこと。ちなみに最も売れたのは初代コンチネンタルGTが売れまくった2006年で約530台。リーマンショックで販売の谷底を経験するも、現在5年連続で対前年を上回っているとか。
モデルの内訳はクーペの「コンチネンタル GT」が207台、セダンの「フライングスパー」が115台、SUVの「ベンテイガ」が85台、フラッグシップセダンの「ミュルザンヌ」が18台となっております。
ところで、ベントレーやロールス・ロイスは人生を味わい尽くした成功者がアガリに乗るクルマだと思っていたのですが、ベントレー広報の横倉典氏は「そんなことはないんです」と強調されます。日々、スポーツ観戦やコンサート鑑賞やパーティーに出かけ、人生を積極的に謳歌するアクティブな人々が、人生のアガリではなく、その途上をより豊かに彩るためのクルマとして選ぶんだそうです。
それが証拠に購入者の平均年齢は現在、53歳。モデル別ではコンチネンタルGTで52歳、ベンテイガでは49歳と、価格帯や格式を考えると意外に若い。SUVのベンテイガでは20代や30代のオーナーも増えつつあり、「ブランド的には嬉しい傾向です」と前出の横倉氏。60代オーバーが当たり前と言われる、国産高級セダンの担当者だったら、さぞかし羨ましいんじゃないでしょうか。
もうひとつ、ベントレーはやはり都会、それも東京を中心に生息するクルマでした。販売の75%は東京と大阪。うち大阪は東京の1/4で、残りは広島、福岡、名古屋などとなっているそうです。最後にオーナーとなる人々は、事業を興したり、医療や学校法人を経営したりするような人々が多いとのこと。それにしても、たった90分で広報車以外のベントレーに2台もすれ違いました(自分が運転するクルマは発見しやすいの法則)。ベントレー、意外に多いのであります。(編集T)
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