「マツダ6」はなぜ生産終了したのか? ヒットした初代アテンザから最終型までの販売台数から見えてくるその理由とは
掲載 carview! 文:大音 安弘 99
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3代目登場より10年を迎えた2022年12月の一部改良では、アテンザ/マツダ6登場20周年を記念した特別仕様車「マツダ6 20th アニバーサリー エディション」を投入。結果として、同仕様がアテンザとマツダ6のフィナーレを飾るモデルとなり、2024年4月中旬に国内向け生産を終了した。
マツダ6の生産拠点は海外向けを含め日本がメインだが、アジアの一部地域向けにベトナムの製造メーカー「THACO AUTO(タコオート)」での完成車の組み立てが行われていた。ベトナム製のマツダ6にも日本から部品を供給していたが、タコオートでの海外向けの車両や日本からの組み立て部品の供給も、2024年12月をもって終了している。
マツダ6は完全に消えてしまったわけではなく、事実上の後継車が存在する。それが中国の長安汽車と長安マツダが共同開発した電動車のミドルサイズセダン「マツダ EZ-6」だ。中国版では、BEV(フルバッテリー車)とPHEV(プラグインハイブリッド)の2タイプを展開するが、BEV仕様が欧州向けに「マツダ6e」として投入されることが公表されており、さらに政府が熱心にEVの普及に取り組むタイでも導入が予定されている。
そのフロントマスクやフォルムには、マツダ6の面影が感じられるだけに、いつか純粋なマツダ6の復活にも期待したい。
(終わり)
(写真:マツダ)
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