500kg重く加速はやや不利に? BMWの超高性能セダン、新型「M5」が色々物議を醸し出す
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:BMW AG 44
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:BMW AG 44
最大の特徴はパワーソースの進化で、現行型M5が積む4.4L V8ツインターボから、4.4L V8シングルターボのプラグインハイブリッドとなりました。
その結果0-100km/h加速は3.5秒で…あれ? というわけで公式リリースの数値を見る限り、ピュアエンジンモデルの現行型M5に0.1秒の遅れを取る結果となっています。
<0-100km/h加速 ※速い順>
・M5コンペティション(現行型)|3.3秒
・M5(現行型)|3.4秒
・M5(新型)|3.5秒
ユーザーのみなさんもお気づきになられたように“目玉のPHEV化”による大容量バッテリー(22.1kWh)や駆動モーターを搭載した“重量増”が最大の原因の模様。その差なんと540kg(!)と昭和のベーシック軽自動車をまるまる飲み込みそうな差があります。
<車両重量(DIN)>
・M5(新型)|2435kg
・M5(現行型)|1895kg
もちろんパワーは新型が上回り、電動パワーならではのリニアなトルクや低重心ボディなど圧倒的な進化も感じられるハズ。
<最高出力>
・M5(新型)|727hp(システム出力)
・M5(現行型)|625hp
<最大トルク>
・M5(新型)|1000Nm(システムトルク)
・M5(現行型)|750Nm
バッテリー残量次第とはいえ新型は出力で102hp、トルクで250Nm現行型を上回り、最大トルクは1000Nmの大台に。EV航続距離も67~69kmと日々のちょっとした移動であればBEVとして使用可能です。
ちなみに0-200km/h加速になるとモーターが加勢する新型がノーマルM5を上回りますが、現行型M5コンペティションはさらに速い模様。
<0-200km/h加速 ※速い順>
・M5コンペティション(現行型)|10.8秒
・M5(新型)|10.9秒
・M5(現行型)|11.1秒
この重量増と巨大トルクに対応するためか、新型M5のタイヤサイズは現行型M5コンペティションも上回り、リアは21インチを履きます。
<タイヤサイズ ※大きい順>
・M5(新型)|前285/40ZR20、後295/35ZR21
・M5コンペティション(現行型)|前275/35ZR20、後285/35ZR20
・M5(現行型)|前275/40ZR19、後285/40ZR19
・・・というわけで、ハイテックなインテリアや電動化されたパワートレーンの滑らかな走りは多くの検討ユーザーが納得しそうなポイントですが、PHEV化には諸刃の剣的な側面もありMファンの意見が分かれそうな気もします。もしかして2年後ぐらいにシレッとピュアエンジン版が出たりすれば、意外な人気になるかもしれません。
新型M5の価格は14万4000ユーロ(2448万円)~。果たして日本のファンはどう反応するのか、国内価格も含め、引き続き注目したいと思います!
|BMW M5(現行モデル)|
>公式画像や価格情報を見る
>ユーザーの評価を見る
>みんなの質問を見る
>中古車情報を見る
(終わり)
|あわせて読みたい|
>>新型BMW「X3」のデザインやお買い得度を現行型と比べた
>>新型「X3」が爆誕。超スッキリ×イルミで新世代BMWデザインに
>>BMW 「1シリーズ」が第4世代に。未来感あふれるコックピットが斬新
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
三菱「デリカD:5」待ってましたの大幅改良! アウトドア派の気分高めるニューフェイス
右肩上がりのデリカD:5が改良新型でさらに魅力アップ!
日産「セレナ」オーテックモデルもマイチェン! 収納性特化モデルをラインナップ追加
最高出力1360ps!? メルセデスベンツ コンセプトAMG GT XXがモンスターマシンすぎる件
日野、北海道・東北・関東の直営販社5社を台湾の和泰汽車に売却
スズキ新型「コンパクトSUV」まもなく発売に反響殺到! 「“87万円オトク”なら購入検討したい」「内装が想像以上に豪華」「四駆だし雪道で強そう」の声も! 装備充実の「eビターラ」最高級モデルに注目!
スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストでオーバーテイクを促進する“P2Pシステム”を将来に向けた検討としてテスト
シンプルでカッコよく 快適な乗り心地を実現! ヤマハが開発した“電動アシスト自転車”「パスクレイグアリー」ってどんなモデル?
ロロ・ピアーナのオーバーコート──クラシックな定番アイテムから『GQ』が選ぶベスト・オブ・ベスト
やっぱスーパーカー世代のヒーローは「ミウラ」だよね! 半世紀以上前に登場した「黄色いランボ」がオークション登場 どこから見ても美しい“後期型”の価値とは
大幅刷新の三菱「新型デリカD:5」正式発表! 斬新「4枚刃」グリルを「卒業」!? 精悍「黒マスク」で超カッコいい! 唯一無二の「SUVミニバン」どう変わったのか
驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
【最上級ベースで黒仕立て】三菱「アウトランダーPHEV」に“ブラックエディション”新登場。専用レザー&内外装ブラック統一で存在感アップ
「ステップワゴン」が“30周年特別仕様車”を追加で攻勢。シートヒーター&全方位カメラ追加で、同日発表のマイチェン版「セレナ」と“真っ向勝負”の構図に
【正式価格と発売日確定】三菱新型「デリカD:5」大幅改良モデルが1月9日登場。液晶メーター&S-AWC搭載で“タフギアミニバン”が次のレベルへ
【実は中身がかなり進化】新型日産「セレナ」マイナーチェンジで何が変わった? デザイン刷新×グーグル搭載×新グレード追加の全貌
先行開発から10年、レース挑戦から5年で到達した「水素が当たり前の光景」。なぜTGRは“超電導”という未知の世界に挑むのか
改良後すぐ受注停止の「ノア/ヴォクシー」…現在は「ノアのガソリン車」のみ。買えない現状にユーザーは“お怒りモード”?
絶好調すぎて受注停止の「ヤリスクロス」。26年2月の改良では10.5インチディスプレイ採用で10万円ほど値上げ【販売店情報】
【軽なのに300万円超え…なぜ売れる?】デリカミニ上級グレードが「普通車ユーザー」に刺さる本当の理由
【誤解】トランプ大統領が「小型車の生産承認」を指示。それでも“軽自動車”の米国進出あり得ないと言える訳
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!