エクスプローラー試乗。エコブーストの実力!
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
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アメリカンSUVといえば、頑丈なフレーム構造というのが過去の常識だった。悪路走行もさることながら、大きなトレーラーハウスを牽引するためには、モノコック構造よりもフレーム構造のほうが適しているからだ。
しかし、フォードはエクスプローラーのボディ構造をモノコック構造にしてきた。乗用車でお馴染みのこの構造は、軽量化には大きく貢献する反面、タフネスさでは不利に働く。事実、新型エクスプローラーの牽引能力は先代よりも低下している。モトクロッサーやジェットスキーなどを載せたトレーラー程度なら問題ないが、大型トレーラーハウスを引っ張ることはもうできない。そうした用途に対応するためフォードはフレーム構造を堅持する大型SUVのエクスペディションを残している(日本未導入)が、そうした使い方はもはやメインストリームではないというのがフォードの判断なのだ。
事実、フォードの調査によると、エクスプローラーオーナーの使用法ベスト3は「ショッピング」「ドライブ」「通勤」だという。つまり、悪路を走るためではなく、大型トレーラーハウスを引っ張るためでもなく、多くの人はエクスプローラーをスタイリッシュで実用的な乗用車として使っている。とくに最近は、かつてミニバンを選んでいたお母さんたち「所帯じみたクルマはもうイヤ!」と言いだし、 SUVに乗り換えているため、SUVに乗用車テイストを求める声が高まっている。加えてガソリン価格の高騰も、フォードに大きな決断を促した。
かくしてフォードは、ユーザーに必要とされない過剰なタフさよりも、より乗用車テイストが強く、燃費性能を重視したコンセプトをエクスプローラーに与えてきた。軽量なモノコックボディ然り、3.5リッターまでダウンサイジングした新型V6エンジン然り。そして極めつけが、2リッター直噴ターボエンジンを搭載した「XLTエコブースト」だ。
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