AMG GT試乗、スーパースポーツならではの愉悦

AMG GT試乗、スーパースポーツならではの愉悦

GT Sの4L ツインターボは最高出力510ps、最大トルク650Nm [4/6]

スターター・ボタンを軽く押し込むと頼もしいV8サウンドが耳に届いてくる。このエンジンはAクラスのAMGモデルに採用されている2リッター4気筒エンジン（M133）を90度のシリンダー挟角で2基合わせた排気量4リッターのツインターボ（M178）で、テスト車の「GT S」では最高出力510ps、最大トルク650Nmをそれぞれ発生する。ここにSLS AMGから移植されたゲトラグ製の7速DCTを組み合わせた動力性能は、最高速度が310km/h、0-100km/hの加速所要時間は3.8秒と発表されている。

サンフランシスコと言えばスティーブ・マックイーンが『ブリット』で追跡劇を見せたアップダウンの多い市街地で有名だが、残念ながらAMG GTは渋滞の中をソロソロと進む。こんな状況では「コンフォート」を選択してもハードなシャーシとギクシャクした7速DCTのお陰でガマンを強いられた時間を過ごす。