新型アウディA6アバントは操作フィール、乗り心地、運転支援などあらゆる面で完成されていた
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:篠原 晃一
アウディ A6 アバントは、写真で見た印象よりもはるかにきれいにまとまった、美しい形のステーションワゴンだった。ご存じの方も多いようにアバント(Avant)とはフランス語で「前に」という意味。アウディがステーションワゴンというボディスタイルを荷役車ではなく、先進的なものだととらえているのだ。A6 アバントもまた、実用性を超えた豊かさや贅沢さを感じさせる造形だ。
近年のアウディのデザインについて、「A4とA6とA8の区別がつかない」とか、「モデルチェンジの前と後での違いがわからない」という声を聞く。それはもっともだと思う一方で、アウディの狙い通りではないかとも感じる。
シングルフレームグリルで機能美を表現し、深いキャラクターラインや複雑な面構成といった“飛び道具”ではなく、本質的なプロポーションの美しさで勝負しようというのが最近のアウディ・デザインのコンセプトだ。理想の形はそんなにいくつもあるわけではないだろうから、理想を追求すると似てくるのはある意味で当然なのだ。
新型A6は、六角形のシングルフレームグリルが横長になり、いかにも安定して速く走りそうなロー&ワイドな造形となっている。また、4輪のフェンダーのデザインが強調され、アウディ独自の4駆システムquattro(クワトロ)が力強く大地を蹴ることをイメージさせる。
とはいえ、ひとつの金属の塊を削り出したかのようなカタマリ感と無駄のない美しさは従来型を継承している。新型A6は、シングルフレームグリルを起点にした現在のデザイン手法のひとつの終着点、完成型ではないかと感じた。それほどまとまりがあって破綻のない造形だ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
いまや東名&中央道の“ダブル迂回路” 「道志みち」のバイパス整備進む “一番キツイ箇所”一気に抜ける!
「どっちぃー!」 速度取り締る「オービス」 似てる「Nシステム」見分ける方法は? どちらもカタチはソックリ? 違いは?
24Kゴールドとスワロフスキー仕立てのジャガー「Eタイプ」が220万円! 子ども向けのペダルカーにしては高額? それともお買い得?
マツダ フレアワゴン/フレアワゴン カスタムスタイル【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
【心温まるストーリー】AUTO BILDとユーロマスターによる支援キャンペーンによって修復されたBMW 530dツーリング物語
レッドブルF1内紛、ホーナー代表の勝利で終結? ミンツラフCEOが公の場で初めて支持表明
阪神高速道路の合流で動悸が早くなる、後ろからベンツがやってくると道を譲ってしまう…… クルマ界の「パブロフの犬」を探せ
日産R33「GT-R」は中学時代からの憧れ!「長野から三重まで足を運んで理想の個体を手に入れました」
ヤナセ、東京都新宿区にフェラーリの販売拠点「ヤナセ フィオラーノ モトーリ」を開設
ローナン・キーティングの大ヒット曲「Lovin' Every Day」のMVは全米デビューを見据えたアメリカン・ロードトリップ風
【ポイントランキング】2024スーパーGT第2戦富士終了時点
アメリカの象徴的な乗り物を描く/細川武志さんの代表作・好きな作品
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目