新型アウディA6アバントは操作フィール、乗り心地、運転支援などあらゆる面で完成されていた
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:篠原 晃一
エクステリアは熟成を図っている印象を受けたけれど、インテリアははっきりと一新された。簡単に言えば、インフォテインメントや空調などはすべてタッチスクリーンで操作するというコンセプトでデザインされており、スイッチやボタンはほぼ姿を消した。インパネには上下2段のタッチパネルが備わり、上のパネルではインフォテインメント系、下のパネルでは空調系をコントロールする。
言ってみればスマホ時代のデジタルなインテリアで、車両セッティングやスマホとの連携、運転支援機能の操作など、わずか10年前と比べても飛躍的に情報量が増えたクルマをスマートに扱うためのひとつの解だ。最初は大きな変化に驚くけれど、新しいPCやスマホと同じく、半日もさわっていると直感で操作できるようになる。
内外装をチェックしたところで、走り出す前に日本に導入されるアウディA6の仕様を説明しておきたい。ボディスタイルはセダンとアバントの2つで、いずれも「S Line」仕様。搭載されるパワートレーンは共通で、最高出力340psを発生する3L V型6気筒ガソリンターボと7段AT(ツインクラッチ式のSトロニック)との組み合わせとなる。導入当初のパワートレーンはこの1種類のみ。駆動方式はアウディ独自の4駆システム、クワトロとなる。また、この仕様をベースに、導入を記念して装備を充実させたデビューパッケージ仕様も用意されている。
なお、日本仕様には4輪を操舵する「ダイナミックオールホイールステアリング」のほか、アクティブレーンアシストとアダプティブクルーズコントロール、トラフィックジャムアシストを統合した「アダプティブドライブアシスト」、24時間のオペレーターサービスが受けられる「アウディコネクト」といった先進機能が標準装備される。試乗したA6アバントS Lineは本体価格が1041万円で、そこに38万円也のドライビングパッケージを筆頭に、計121万円分のオプションが装着されていた。
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