【日本もなんとかなれ】トヨタのBEV「bZ4X」がノルウェーで最も売れたクルマとなった“なるほど”な理由
掲載 carview! 文:工藤 貴宏 27
掲載 carview! 文:工藤 貴宏 27
2025年1月、北欧のノルウェーで興味深い出来事がありました。トヨタの「bZ4X」が同国で、1カ月の間に最も売れたクルマとなったのです。あのbZ4Xがですよ!
bZ4XといえばトヨタのBEV(バッテリー式電気自動車)。日本ではEVが最多販売車種になるなんてまったくイメージできませんが、それがなぜノルウェーでは販売ナンバーワンに輝いたのでしょうか? 調べてみたら、実にノルウェーらしい、興味深い事情がありました。
まずノルウェーは、平均所得が高い。そしてEV大国だということ。ノルウェー道路連盟の集計によると、同国で2024年に販売された新車乗用車のうち約9割がEV(BEV+PHEV)。2023年は82.4%でしたが、2024年はさらに上昇して88.9%となりました。この時点で日本に住む私たちとしては驚くしかないですね。
参考までに、直近の新車販売におけるEV(PHEV含む)の比率は世界平均で約2割。日本では、2024年通年の新車販売(中型以上の商用車を除く)におけるEV販売比率はたった1.4%で台数は3万4057台でした。
日本が比較にならないのは当然として、世界的に見ても約9割というノルウェーのEV販売比率はきわめて特殊ですね。
ではなぜ、ノルウェーがそんなEV大国になっているのか?
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