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マツダがこだわる“躍度”とは? 運転が気持ちよいと感じるには理由があった

走りの気持ちよさは“いつでも”存在する

試乗会場には、ドライバーのアクセル操作に対し、一定時間(0.8秒程度)が経過してから反応するようプログラムされた状態と、アクセル操作と躍度がリンクしないよう(躍度が立ち上がりすぎたり、足りなかったり)プログラムされた状態を体験できる実験車両が用意されていた。操作に対し一定時間たってから反応する車両は、他社(具体的に2社思い浮かんだ)のクルマの挙動にそっくりで、思わず「これ●■▲★じゃないですか!」と叫んでしまった。同乗したマツダのエンジニアは無言だったが、顔は笑っていた。

アクセル操作に対し、躍度が立ち上がりすぎる状態は非力なエンジンを積む国産車全般でよく感じる動きで、反対に躍度が十分に立ち上がらない状態はただただ不快だった。ドライバーは躍度が立ち上がりすぎた場合にはアクセルを戻し、躍度の立ち上がりが悪ければもっと速く踏んで調整するのだが、これがまさに意のままに動かない状態であり、ダメなクルマの典型なのだという。

こうした体験の後で試乗したCX-3は、アクセル操作に対し、立てた計画の通りにクルマが反応してくれ、これが走りの気持ちよさということかと納得できたのだった。これまでマツダがしばしば使う「走る歓び」とか「気持ちよい走り」という言葉を、スポーツドライビングに限っての話だと誤解していた。

そうではなく、走りの気持ちよさとは、スポーツドライビングだろうと渋滞中の運転だろうと常に存在するのだ。自分が立てた計画に対し、その通りの挙動、すなわちその通りの躍度の加速をしてくれることこそが、“意のままに”ということだったのだ。非力なロードスターが500psの一流スポーツカーに劣らず走らせて気持ちよいのはこういう理由だった。すっきりした。

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