レースで“BMW”の名を轟かせるために生まれた初代「M3」はサーキットで熱く日常ではジェントルだった
掲載 carview! 文:横田 宏近 4
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現在でもM3は、BMWのスペシャルモデルとして格別の輝きを放っている。最新のM3は2020年にデビューし、S58型3.0L直列6気筒ツインターボは、510ps/650Nmの圧倒的なパワーを発揮する。ただし、ポテンシャルをフルに引き出すには、相応のドライビングテクニックと舞台を必要とする。
一般公道ではジェントルに、サーキットに持ち込んでその速さを楽しむクルマである。おそらく次期モデルは、兄貴分のM5がハイパワーPHEVに進化したように、電動化を取り入れた新世代スポーツに進化するに違いない。その意味で現行モデルは最後の純エンジンM3になる。
ちなみにE30型のM3は、今や貴重なクラシックモデル。そろそろ通常使用を控えたい。走りと価格のバランスで通常使用に最適なM3を選ぶのであれば、2007年にデビューした3世代前のE90型のM3に行き着く。歴代唯一の4.0L V8エンジン(420ps)を搭載し、走りは官能的。しかも400万円以下で購入でき、6速MTも選べる。
(終わり)
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