自然吸気911の最高峰、GT3 RS試乗。伝統の硬派な走りは健在
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ポルシェジャパン
もちろん、ターボボディ採用の本来の目的通り、そのフェンダー内には前20/後21インチのよりワイドなタイヤが収められている。更に前方への突き出し量が増えたリップスポイラー、ホイールハウス内の空気を効果的に抜き取るホイールアーチベント、ブレーキ冷却性の向上だけでなくドラッグ低減にも貢献するフード上のNACAダクトに、角度調整可能な大型リアスポイラーなど、空力アイテムも充実。最大ダウンフォース量は、従来比何と40%増を達成しているという。
軽量化に関しても、軽量ポリウレタン製の前後バンパー、CFRP製のフロントフードに軽量強化ガラス、そしてマグネシウム製ルーフなど徹底的に突き詰められている。しかも望むなら、GT2 RSに続いてオプション設定されたヴァイザッハ・パッケージも選択できる。CFRP製となるルーフ、リアウイング等々の外装、前後のアンチロールバー、そしてステアリングホイールカバーやシフトパドルなどに加えて、チタン製ロールケージを採用するなどした結果、更に30kgの減量が可能だ。いや、こだわるならまだまだ先はある。鍛造アルミニウム製に代わって、4輪で11.5kgを削り取るマグネシウム製ホイールも選択できる。そこに組み合わせるタイヤも、公道走行可能ながらサーキット走行に焦点をあてたトラックタイヤまで用意される。
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