【キアも】中韓自動車メーカーの相次ぐ日本進出は「実はBEVに適した市場」だから。一方で“切実な理由”も見え隠れ
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 150
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ただ、日本は世界的に見て特異な市場であり、そもそもBEVが主流になることはないという声も少なくありません。その場合、BEVで日本市場に攻勢をかけている中国や韓国の自動車メーカーは、遅かれ早かれ撤退せざるを得ないことになります。
一方、前出のある業界関係者は「日本はむしろBEVに適した市場である」としたうえで、次のように続けます。
「BEVが敬遠される理由のひとつに『インフラが整っていない』というものがありますが、電力供給ネットワークという視点で見れば、日本ほどインフラが整った国はありません。
実際、日本の電力供給ネットワークは100%に近い人口カバー率をもち、そのほとんどの地域で年間を通じて安定供給されています。
また、エネルギー安全保障という観点から見ると、石油(ガソリン)のほぼ全量を海外からの輸入に頼っている日本は、政府がBEVを積極的に推進する理由があります。
このように、日本はBEVが普及する土壌自体は整っています。こうした点も、ヒョンデやBYD、キアが日本進出を決断した理由のひとつだと考えられます」
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