マツダ「CX-5」&「CX-8」に乗ってあらためて感じた走りの良さとブランドイメージに思うこと
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一 315
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一 315
お次のCX-8は、2.2L 4気筒ディーゼルモデル(190ps/450Nm)の「XD プロアクティブ S パッケージ」。ディーゼルなので、低速トルクからぐいぐい進む力強さは折り紙付きだ。長いホイールベースと重い車重(編集注:試乗車は1920kg)のおかげで、CX-5よりも乗り心地がゆったりとしてぐっと上質に感じる。CX-8はやはりCX-5よりも大きいので、余裕を持ってクルマを運転したいなら、先ほどCX-5で取り上げた2.5Lガソリンターボエンジン、もしくはこの2.2Lディーゼルエンジンのモデルがしっくりと来るはずだ。
そして気になったのが、新しく設定されたこの「プロアクティブ S パッケージ」というグレード。一見すると特別な装備はないように思えるが、「中位グレードのプロアクティブだと装備がちょっと物足りない…とはいえ、上位のL パッケージだと高い…」という要望に応えて作られている。革シートになっていたり、運転席/助手席にベンチレーション機能が付いていたり、メーターがTFT液晶になっていたり、サンルーフをオプションで設定できたり…。「これだけは欲しい!」というユーザーの意見が多いということで、かゆいところに手が届くグレードとして重宝されそうな予感がする。
久しぶりにマツダのクルマに乗って、改めて「こんなに良いクルマだっけ?」と驚いた。人の身体に対して素直で自然に作られているクルマとしては最高峰ではないだろうか。CX-5とCX-8のようにSUVで大きなクルマでも、私がハンドルを切れば、ぴったりと身体に重なるように、その体躯を感じさせないほどしなやかに追従してくれる。おそらく、ハンドル操作に合わせてエンジン制御を加えて荷重をコントロールする「G-ベクタリングコントロール(GVC)」の制御が大きいのだろう。
「他メーカーのクルマでもトルクベクタリング的な制御をするものはあるし、同じように運転しやすく感じるのでは」という人もいるかもしれないが、私の主観ではGVCとそれらの感覚はかなり違う。他メーカーのものは「クルマをよく曲げさせよう」という意図をはっきり感じるが、GVCはあくまで「クルマが本当に走りたいように走らせている」感じで、運転している間はそれが違和感なく滑らかにつながっていく。クルマが強く主張するわけではないから、万人に伝わりにくいのが残念ではあるが…。そういった普段気づけない、家族の優しさのような、いつも近くにある「ありがたみ」みたいなものがマツダ車には宿っているような気がする。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
目の肥えた人に刺さる「縦目」 メルセデス・ベンツW108/W109型 UK版中古車ガイド(1) Sクラスのご先祖
メルセデス・ベンツW108/W109型 殆どの部品は入手できる! UK版中古車ガイド(2) 複雑なサス故障にご注意
働くクルマ「作業中エンジンつけっぱなし」問題に終止符? EV化いよいよ加速か 三菱ふそう&架装メーカーも準備OK!
ホンダ EV充電環境をワンストップで提供 新型「N-VAN e:」予約スタートに先立ち
オトナの体験楽しむ「三浦ランデブー2024」開催 激レアスーパーカーも集結【動画あり】
スーパーカーも静寂への一歩を踏み出す。余計な音を削減する驚きの効果を体感
大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
ハイソカーふたたび──新型トヨタ アルファード試乗記
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
2台でペナルティ3回。乱戦を6&7位で終えたトヨタ「ポルシェとフェラーリは明らかに我々より速かった」/WECスパ
ロードコースは譲らない。王者アレックス・パロウが圧巻のポール・トゥ・ウイン/インディカー第4戦
若者も注目するアメ車の“異世界”。「ジープ ラングラー」大幅値下げ戦略と日本で人気上昇の背景
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?