BMW新型「M350」プロトタイプを初スクープ！ かつての「M3」に迫る出力を誇る“最後の内燃Mパフォーマンス”

BMW新型「M350」プロトタイプ「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

プラットフォームは現行の発展型を採用か

次期3シリーズにはEV専用の「ノイエ・クラッセ」プラットフォームが導入されますが、M350は現行G20型に採用されている「クラスタ アーキテクチャ（CLAR）」プラットフォームの発展型を引き続き採用するようです。

この構成により、比較的軽量なボディと俊敏なハンドリング特性を維持しながら、電子制御系とシャシー性能がさらに磨かれているとみられます。

M部門の開発チームによる最新のサスペンションチューニングや制御技術が盛り込まれ、現行モデルのM3に迫る動的性能を目指しているようです。

搭載エンジンの改良点は、出力向上だけでなく、応答性や燃費効率の最適化も含まれる可能性があります。ターボ過給制御や吸排気系の改良によって、中回転域のトルク特性が向上、一般走行域での扱いやすさとスポーツ走行時の伸びの両立が期待できるのではないでしょうか。

デザイン面では、外装だけでなくインテリアも大幅に刷新される予定です。BMWは近年のモデルでデジタル化を加速しており、M350でもフロントガラス下に配置されるフルワイドヘッドアップディスプレイ（パノラミックビジョン）を含む、BMWパノラミックiドライブが採用される見込みです。

さらに、最新のiドライブインフォテインメントと新しい素材構成によって、機能性と洗練性を両立させるキャビンを実現するようです。

新型M350の生産開始は2026年11月とされており、EV版3シリーズのデビュー後になると予想されます。

（終わり）

（写真：BMW）