アルピーヌA110は低グリップの専用タイヤを履くドリフトマシーンだった
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
ドライビングプレジャー。A110に込められたものは、そのひと言に尽きる。来日した開発ドライバーのダビット氏が、最後は数値などではなく楽しいと感じる感覚を大事に仕上げたと言っていたのが印象深い。
順を追って話すと、ドライバーとの一体感と運動性能を求め、パッケージはミッドシップに決まる。コンセプトは、サーキットも楽しめるクルマでありながら、一般道でも楽しく安全であること。そのために「軽量」「ハンドリングの俊敏性」「イナーシャー(慣性)低減」「ドリフトしやすいこと」を大事にしたという。
その結果、車両重量は1110kg(リネージは1130kg)。前後重量配分は44:56というミッドシップの理想的数値に持ってきた。そのうえで高い支持剛性や、タイヤの接地を安定させグリップ力変化を抑える前後ダブルウィッシュボーンを採用。
俊敏性を生み出す適度にコンパクトなボディは全長4205×全幅1800×全高1250mm。1800mmしかないのにフロントにハンドリング向上をもたらすダブルウィッシュボーンを装着できるのも、ミッドシップの隠れた魅力といえる。
トランスミッションはダイレクトな操作感や素早い変速が可能な7速DCT。ちなみにMTの設定は今時点ではない。そこに最高出力252ps、最大トルク320Nmを発揮するする1.8L直噴ターボエンジンを組み合わせる。エンジン紹介が最後になったが、シャーシ性能がより重視されているので仕方ない。
ちなみに重心点はドライバーのお尻の位置。ここが最もクルマの動きを感じやすいということで、闇雲に重心点を下げることより感覚を大事に仕上げたそうだ。
編集部注※10月29日追記 本文の表現を一部修正いたしました。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
フォード・マスタング躍進。チャズ・モスタート&キャメロン・ウォーターズが今季初勝利/RSC第4戦
2024スーパーGT第3戦鈴鹿のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
ふたつの心臓を持つ猛牛!ウルスにプラグインHVが登場【ランボルギーニ ウルスSE】
5速MTのみ! オープントップの新型「スポーツモデル」発表! レトロデザインに「タテ型マフラー」採用した「小さな高級車」に反響あり
フォード・マスタング 史上初「4ドア仕様」導入か 派生モデル展開を示唆、しかしEV化は否定
アンドレッティ、元FIAチーフテクニカルオフィサーのパット・シモンズを獲得。2026年に向け技術規則の知識が活きるか
ブガッティの正規アイテムがネットで購入できる! アパレルからビリヤード台まで…実車は果たして購入可能!?
ホンダ新世代燃料電池車「CR-V e:FCEV」間もなくデビュー!
【検証】練馬区2歳女児死亡事故はなぜ起きた? ミニバンの窓スイッチ誤操作から子どもの命を守る、チャイルドシートの使用法
新生『ディスカバリー』にも2025年モデル導入。装備見直しと350PSに向上のディーゼルMHEVへ統一
スバル、“集大成”のBRZ CNF Conceptで富士24時間に参戦。各種最適化や新アイテム投入
ポルシェ911のレストアで“レストモッド” ブームを牽引する「シンガー」がコーンズと提携|Singer
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
218万円の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった