これがドイツ流の狂気！ マンソリーがBMW「M5」を“スーパーカー殺しの最強セダン”に育成完了

MANSORY（マンソリー）BMW M5（G90型）向けチューニングパーツ装着車「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

現状ではハンドリングに変化なし？

パワートレーンでは、電動モーターには手を加えず、4.4L V8ツインターボガソリンエンジンの強化にフォーカス。システム最高出力は850ps（625kW）、システム最大トルクは1150Nmと、大幅なパワーアップを実現しています。

これは標準モデル比で120ps／150Nmの増加となり、高速走行時にはその違いを体感できそうです。

さらに、エンジンカバーにもカーボンファイバーを採用し、MANSORYロゴが誇らしげにあしらわれています。

シャーシに関するアップデートはまだ発表されていませんが、マンソリーでは「さらなる変更が予定されている」と予告しており、今後はサスペンションの調整などが加わる可能性もありそうです。

現時点では、M5本来のハンドリング特性が維持されていると見られます。

インテリアもマンソリーらしい黒×オレンジのレザーシートに、専用のフロアマットやスポーティなペダルカバーが組み合わされています。

なお、ベースモデルのM5も現在、改良モデルを水面下で開発中とのこと。2027年にはノイエ・クラッセの一環としてフェイスリフトが予定されているようですが、本家M5の性能向上にも注目です。

（終わり）

（写真：APOLLO NEWS SERVICE、BMW）