手放し運転は実際にどうだった？ スカイラインのプロパイロット2.0を試してみた

ハンズオフでなくともビシッとセンターキープしてくれる

それでは試してみます。エンジンをかけると「ドロドロ」となかなかワイルドな音を響かせます。プロパイロット2.0を搭載するのはハイブリッドモデルのみ。ハイブリッドの作動はスムーズでエンジンのオン、オフで気になることはありませんでした。

高速道路に乗り、ステアリング右側にあるプロパイロットスイッチをオン、周囲の車速の流れに合わせて速度をセットします。するとメーター中央のディスプレイにプロパイロットの作動が緑色で表示されます。この状態ではステアリングを保持する必要がありますが、すでに車線中央をビシっとキープしてみせます。一般的なアダプティブクルーズコントロール（以下ACC）ではカーブに近づいてもその速度のまま進入しますが、プロパイロット2.0は自動的に減速してカーブに進入し、直線区間に入ると車速を戻します。もちろんカーブでも車線中央をかっちりキープします。

ハンズオフの条件が揃うとディスプレイが緑から青に変わり、ハンズオフ可能になります。設定速度は制限速度＋10km/h（制限速度100km/hの場合110km/h)に自動的に設定され、制限速度以上に設定するとハンズオフは解除されます（上限135km/h）。

3D高精度地図データの威力でしょうか、センターキープの安定感はかなり精度の高いもので、ゆるいカーブでも車線中央をしっかりキープ。また車間距離の調整も優秀で、前方のやや近めにクルマが車線変更して入ってきてもブレーキを踏まず、アクセルオフで減速して車間距離を取ります。それぞれの操作がとてもスムーズ。

車線変更も条件が揃えば自動で行います。車線変更可能のインジケーターが点灯したらプロパイロットのスイッチ上部にある車線変更スイッチをプッシュ。ディスプレイが緑色になるのでステアリングを保持すると車線変更スタート。ゆったりと車線変更するので安心して使えました。ナビゲーションでルート設定すると、分岐や出口もステアリング操作してくれます。

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