【残りあと2台!?】まだまだやるぞミツオカ! 最終版「ファイナルヒミコ」はプレミア必至の10台限定発売
掲載 carview! 文:杉山 元洋 17
掲載 carview! 文:杉山 元洋 17
ミツオカの2シーターオープン「Himiko(ヒミコ)」が2025年、ついにその生産を終えることになりました。
今回紹介する「Final Himiko(ファイナル ヒミコ)」は、文字通りそのフィナーレを飾る10台のみの限定生産モデルとなります。
「ヒミコ」の初代モデルが登場したのは、2008年12月のこと。その特徴はなんといっても、クラシカル・スポーツカーをリスペクトしたロングノーズ&ショートデッキの優雅さと、マッシブなフロントフェンダーを融合させたエクステリアデザインにあります。
2018年には2代目である現行モデルに進化し、フロントオーバーハングを140mm延長、リアオーバーハングを15mm短縮。全高は20mm低く、全幅は10mm拡大。よりワイド&ローなスパルタンなスタイルだけでなく、ホイールベースを120mm短くするなどボディバランスも大幅に改善させています。
ヒミコはその特徴的なスタイルから、SNSでは「個性的で唯一無二のデザイン」など、おもにそのエクステリアが話題となるクルマで、なかには「実用性よりも見た目重視」という声も。
ところが2代目ヒミコではグランドエフェクト(地面と車体との間の空気力学)までをも考慮。フロントアンダーカバーとフェンダーサイドパネル内部を翼断面形状に変更して、高速域でのダウンフォースを確保することでフロント周りの浮き上がりを抑制。とくに高速域での操縦安定性を飛躍的に向上させています。
つまり外見だけでなく、ヒミコは車体の構造にまでカスタマイズの手が入っているのです。
その結果、「見た目だけでなく走りにも影響しているデザインは評価できる」「高速域で安定感がある」とレビューするユーザーも見受けられます。
「デザインが漫画っぽい」などと、特徴的なスタイルが注目されがちなヒミコですが、実際にステアリングを握るドライバーを魅了する、走行性能も決して妥協しないクルマづくりに誠実なモデルだったことが伺えます。
(次のページに続く)
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