アウディA8とA7にレベル3の自動運転は付かない…その本当の理由
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
同時に日本導入された「A7 スポーツバック」にも試乗した。先代はライバルブランドが用意する4ドアクーペに対するアウディの回答といった感じの5ドアハッチバックだったが、新型もそのボディタイプを踏襲。リアコンビランプまわりのデザインが立体的でかっこいい。
プラットフォームをはじめ、タッチ操作可能な新しいMMIのユーザーインターフェイス、レーザースキャナーを搭載する安全システム、48ボルトの電源システムなどはA8と共通。エンジンはA8にも設定される3リッターV6ターボ(最高出力340ps/5200-6400rpm、最大トルク51.0kgm/1370-4500rpm)一択となる。変速機はA8が8速トルコン式ATなのに対し、A7は7速デュアルクラッチ式ATが採用された。車名と段数のシンクロはたまたまか。
乗って感じるA8との一番の違いは足まわりの印象。通常のコイルスプリングと油圧ダンパーの組み合わせは、A8のエアサスほど路面のざらつきを消し去ってはくれないが、路面のうねりやコーナーでのロールといった大きな入力に対しては自然な動きをしてくれ、タイトコーナーの連続ではA8よりも気持ちよく走らせることができた。
新型A7/A8、特にA8はスタイリングが大きく変わらなかったため、どことなく静かなデビューといった印象を受けるが、乗ってみると最新のアウディは最良のアウディだった。最高価格のアウディでもあるのだが。
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