【2022新型】トヨタ「ヴォクシー」 中身はノアと同じながら存在感は唯一無二! “顔”が好みなら迷わず買い!?
2022/03/18 11:45 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 120
2022/03/18 11:45 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 120
トヨタ ヴォクシー/ノアは、2001年のデビュー以来3代にわたって売れまくっている5ナンバーサイズのミニバン。ヴォクシーとノアは「中身は同じだがデザインなどが異なる」という“兄弟車”の間柄です。
そして2022年1月、そんな大人気モデルであるトヨタ ヴォクシー/ノアが4代目へのフルモデルチェンジを受けました。ここでは兄弟のうち「ヴォクシー」を中心に、その特徴や大幅に進化したポイント、おすすめグレードなどについて考えてまいります。
さまざまな点で大きく生まれ変わった新型ヴォクシーですが、新型はまず「ボディと室内のサイズ」が拡大されています。
新型ヴォクシーのボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mm(2WD)。全長は従来型と同じですが、全幅が35mm広くなり、全高は70mm高くなっています。
トヨタの新しい設計思想「TNGA」の思想に基づいて開発された「GA-Cプラットフォーム」というものを採用したことで、新型ヴォクシーの車幅はついに1700mmを超えて「3ナンバー車」になりました。しかし年に一度払う自動車税はボディサイズではなく排気量で決まりますので、新型ヴォクシーが3ナンバーになったからといって、税金が特に高くなったということはありません。
インテリアでは左右Cピラー間の距離を先代より75mm広げ、室内高も5mm上げて1405mmとすることで、今まで以上に開放感のある車内空間を実現しています。
シート配列は7人乗り仕様と8人乗り仕様の2タイプを用意。7人乗り仕様の2列目は独立2座の、いわゆるキャプテンシートです。これにはオットマン機構やシートヒーターといったオプション装備のほか、前後745mmのロングスライド機構が標準で備わります。そして8人乗り仕様車の2列目は、60:40分割でのチップアップ可能なベンチシートで、前後のスライド幅は705mmです。
3列目シートは従来型と同様の「左右はね上げ式」ですが、ロック機構が新開発されたことで、従来型では必要だった「ストラップを使っての固定作業」は不要になっています。
そのほか、パワースライドドア装着車にはドア下部からステップが展開・格納される「ユニバーサルステップ」が助手席側に設定され、キーを携帯していれば足先の操作だけでスライドドアを開閉できる「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」など、ミニバンとしての使い勝手はかなり徹底的に追求されています。
寸法的にやや大きくなり、室内各所の使い勝手も大きく変化した新型ヴォクシーですが、それらと同時に「かなり大幅に変化した」といえるのがフロントマスクのデザインでしょう。
従来型のヴォクシーもアグレッシブなフロントマスクを採用していましたが、新型はアグレッシブな存在感の度合をさらに強化。
フロントの上段にLEDのデイタイムランプを、下段にヘッドランプを配するという2段構成は先代と同様ですが、新型はフロントマスクのほぼ全体(?)をグリルとし、低い位置にマウントされたLEDヘッドランプが、クロームの縁取りを持つフロントグリルの中で妖しく光る――というものになっています。
このデザインは一部で「超獣のようだ」とも言われ、好き嫌いは分かれるかもしれません。しかし今の時代に合っているというか「多くの人が望んでいるデザイン」であることは間違いないでしょう。
新型ヴォクシーが搭載するパワーユニットは、最高出力170psの2L直4ガソリンエンジンと、1.8L直4エンジンをベースとする新世代ハイブリッドシステムの2種類。ハイブリッドは最高出力98psのエンジンと同95psのフロントモーターで駆動され、4WD車ではリアにも同41psのモーターが搭載されます。駆動用バッテリーは先代のニッケル水素電池からリチウムイオンバッテリーに進化。WLTCモード燃費はガソリン車が15.0~15.1km/Lで、ハイブリッド車は23.0~23.4km/Lです(FWDの場合)。
そして新型ヴォクシーは、従来型では若干心もとなかった運転支援システムも大幅に進化しています。
全体のシステムは旧来の「Toyota Safety Sense C」から最新の「Toyota Safety Sense」となり、センサーの検知範囲は2倍に。「プリクラッシュセーフティ」(いわゆる自動ブレーキ)は車両だけでなく昼夜の歩行者や自転車、昼間のオートバイが検知可能になり、従来型にはなかった全車速追従機能付きACCの「レーダークルーズコントロール」も全車に標準装備されました。
そしてレクサスNXで世界初採用となった「プロアクティブドライビングアシスト」(リスクを先読みしてステアリング/ブレーキ操作をサポートする装置)も全車標準装備です。
さらに新型ヴォクシーは、「トヨタ チームメイト」と名付けられた駐車・走行支援のオプション機能のなかに、「アドバンスト ドライブ」という“手放し運転”が可能なシステムも用意しました。
これは、レーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシストが作動中の渋滞時(0~40km/h)に必要条件を満たすと、渋滞時の再発進や手放し運転などを自動で行ってくれるというもの。週末など、高速道路が大渋滞しているなかを走ることも多いはずのミニバンでは、あると絶対に便利な機能だといえます。
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