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新型ゴルフVI どこにも欠点のないクルマ

先代のポテンシャルを活かした走り味

いつも思うのだが、ゴルフのシートに座ると背筋が気持ちよくピンと伸びる。しかも姿勢が長時間にわたって崩れない。座り心地と疲れにくさは天下一品だ。

フットワークは相変わらず絶品だ。標準サスに55扁平の16インチタイヤを組み合わせたコンフォートラインは、しなやかな足さばきによって、あらゆる路面で快適な乗り心地を提供してくれる。それでいて、速度を上げていった際の安心感が低いかというと、決してそんなことはない。高速道路では追い越し車線の流れをリードするような速度で走ってもピタリと安定しているし、ワインディングロードではうねりのあるコーナーを高めの速度で駆け抜けても、車体があおられることなく抜群のライントレース性を発揮してくれる。滑らかなのにフィールをキッチリ伝えてくる電動パワーステアリングの感触も極上だ。

一方、スポーツサスに45扁平の17インチタイヤを組み合わせたハイラインは、コンフォートラインよりも明らかに足が引き締まっているし、ステアリングの操舵力/保舵力も重め。加えてタイヤの絶対グリップも高いため、よりスポーティなドライブフィールを味わえる。上級仕様のハイラインとして評価すると、乗り心地や操舵力/保舵力の重さが少々気になるケースもあるが、決して不快なレベルではない。もしスポーツラインというグレード名だったら素直に納得できるのに、といった程度である。

というわけで、非常によくできたクルマなのだが、ここまではゴルフ5のもつポテンシャルに負うところが大きい。次のページからは、ゴルフが6代目になって大きく進化した部分を紹介していこう。

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