年内終了のホンダ オデッセイは昨年の改良で内外装が進化。価格のこなれたガソリンモデルがねらい目
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:ホンダ技研工業 103
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:ホンダ技研工業 103
「ホンダ オデッセイ」は、その初代モデルは1994年に発売されたホンダの低ルーフミニバンです。初代はミニバン離れした優秀な走行性能により大ヒットを記録し、現在は2013年11月に発売となった5代目のオデッセイが現行モデルとして販売されています。
>>ホンダ オデッセイのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
現行型のオデッセイは、後部ドアをヒンジ式からスライド式に改め、全高も1695mmと高めに設定。これにより、いわゆるミニバンらしいフォルムへと生まれ変わっています。とはいえ、天井を高めた一方で床面は下げる「超低床プラットフォーム」を採用しているため、歴代モデルが掲げてきた「走りの良さ」は十分に維持されています。
背が高くなり、床面が下がったことで室内高は先代比105mmアップの1325mmに拡大し、全長とホイールベースが伸びたおかげで、1列目シートから3列目シートまでの座席間距離(ヒップポイント間の距離)も伸びています。なおかつその状態でラゲッジスペースに21インチサイズのスーツケース7個を積載できるというのも、現行型オデッセイのセールスポイントです。
登場当初のパワートレインは2.4L直4ガソリンエンジン+CVTのみで、標準モデルの「オデッセイ」は最高出力175ps、ワイルド系な上級モデルである「オデッセイ アブソルート(ABSOLUTE)」は190psにセッティングされていました。
その後2016年2月にはハイブリッド版を追加し、2017年11月のマイナーチェンジを経て、直近では2020年11月に再びマイナーチェンジが行われました。
このマイナーチェンジでは、厚みを増したボンネットと大型グリルに薄型のヘッドライトを加えることで「力強さ」を感じさせるフロントフェイスに変更。リアコンビライトもシャープで立体的な造形となり、前後のウインカーは内側から外側に向かって流れるように点灯する「シーケンシャルターンシグナルランプ」を全車に標準装備しました。
このタイミングで内装のデザインも変更し、メーターパネル内の液晶パネルは3.5インチから7インチに大型化。また後席のパワースライドドアには、流れる光に手をかざすことで開閉できる「ジェスチャーコントロールパワースライドドア」機能を国内初採用しました。
安全装備に関しても、2015年1月から搭載されている運転支援システム「ホンダセンシング」の内容を充実させ、それまでの「衝突軽減ブレーキ」「誤発進抑制機能」「先行車発進お知らせ機能」「標識認識機能」「車線維持支援システム」「路外逸脱抑制機能」「アダプティブ・クルーズ・コントロール(全車速対応)」に加え、「後方誤発進抑制機能」が追加されています。
次のページ>>超モデル末期なので400万円以上するハイブリッドはやや微妙
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
東京駅八重洲口の地下に首都高の「乗客降り口」がある? 今年4月上旬から長期通行止めになる八重洲線のひみつ。【川辺謙一の「道路の雑学」Vol.5】
2025年春闘、自動車労組一時金要求で“大差”、トヨタ7.6か月、ホンダ6.9か月、日産5.2か月[新聞ウォッチ]
EV電欠時「現場駆け付け急速充電サービス」開始、より安心してEVに乗れる
日本では当たり前の「バック駐車」! 欧米では“逆”なのなぜ? 国内で「前向き駐車」が普及しない納得の「理由」とは
どうやって気を付ければいいの? ツーリング中に見かける「落石注意」の警戒標識
VWのCEOとエンジニアが『ゴルフR』で対決!? 3本勝負の行方は
ドゥカティ、新エンジンの使用を断念。実績ある2024年型エンジンで2026年まで戦うことを決定
ヤマハ発動機、20以上の二輪車をフルモデルチェンジへ…新中期経営計画を発表
リッター「30キロ超え」の“超低燃費”なトヨタ「ヤリス Z」がスゴイ! 専用パーツ&本革巻き内装の“高級感”もグッド! “安全性能”も充実の「最高級モデル」とは?
[15秒でわかる]ホンダ『Dio110』…新色登場! 3月6日発売
F1新車”雑感”解説2025「マクラーレンMCL39」正常進化。しかし超過激に見えるフロントサスペンションのレイアウト
ゴールドとブラックを基調としたエクスクルーシブな内外装デザインを纏うメルセデスAMG SLの特別限定モデルが日本上陸
【BEV戦略は撤回】ボルボの頂点「XC90」が末期でも大幅改良の背景。BEVより注目度も高そう
ホンダの高コスパSUV「WR-V」が売れない!! 販売苦戦の二大要因と、なす術ナシの悲しい現実
【本当はどうなの?】「ZR-V」オーナーのリアルな〇と×。e:HEVの走りは「爽快」も…荷室と純正ナビに不満の声
スバルの看板「レヴォーグ」と新顔「レイバック」どっちを選ぶのが正解? 装備と価格でお得度が判明
【破談へ】ホンダ・日産の大合併を邪魔した“プライド”と日産を待ち受ける茨の道…再生への秘策はあるのか
【200万円台】ノアか、セレナか、ステップワゴンか?「Mクラスミニバン」最安グレードの勝者は?
大人気「ラダーフレーム車」が続々受注停止。リアルに買える硬派「トライトン」はどんなクルマ?
【今さら聞けないキャンピングカー】乗り心地のよい「バスコン」、トラックに載せる「トラキャン」って何?
【コペンの心臓を搭載】“速い軽”復活望む! ミライースGRスポーツコンセプトってどんなクルマ?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!