フォレスター×スコーピオン・ヴェルデ、走りの質はどう変わった?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:小林 俊樹
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「スコーピオン・ヴェルデ」を履かせたフォレスター、こうして試しているうちに、もっと走りたい、もう少し遠くに行ってみたいという気持ちになってきてしまった。率直に言えば、クルマの走りそれ自体がワンランク上質になったという感じ。そう表現しても、決して誇大ではないと思えるぐらいの、好印象なのだ。
もちろん、今のタイヤだけに、追求されているのは、そうした走りの質に関するところばかりではない。たとえば燃費については、重量を低減し、転がり抵抗を抑えるなどして向上が図られており、ウェット性能やノイズ性能についても従来品よりさらに改善されている。
また耐摩耗性への配慮も注目したい。それは単に減らないという意味ではなく、減っても所定の性能をしっかりキープし続けるという意味において、である。
グリップ力のような明確な指標があるスポーツタイヤなどと較べると、SUVのためのタイヤ選びは、確かに難しい。そんな中、冒頭に記したように、あくまで普段使いの性能こそが第一と考える、今の多くのSUVユーザーにとって、この「スコーピオン・ヴェルデ」は満足度の高い選択になるのではないかと思う。
とりわけ、走りの性能はもちろん、その質の向上への貢献ぶりは注目に値する。乗り慣れたクルマの走りが、一段上質に感じられる。まるでスニーカーを履き替えて走り出した時のような歓び、きっと味わえるはずだ。
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