【販売網は他社の4分の1なのに売れすぎ】三菱「デリカミニ」が受注1万台超。“300万円級デリマルパッケージ”がオーダーの7割弱という異例の人気ぶり

300万円弱でもユーザーが納得できるインテリアの質感

また、デリカミニ全体でのデリマルパッケージの装着率は67％に達するといいます。

約50万円となるこのデリマルパッケージには、Google搭載の12.3インチ大型ディスプレイに加え、三菱初採用となる3Dマルチアラウンドモニター、デジタルルームミラー、前後ドライブレコーダー、ETC2.0が含まれます。なお、Google アシスタント、Google マップ、Google Playは10年間無料となっていて、実質的に10年間分の通信費用も含まれているといえるでしょう。

絶対的には安くありませんが、これまでもディーラーオプションの高性能ナビやETC2.0車載器、ドライブレコーダーなどを装着すると40万円程度の追加になるケースは珍しくないため、その充実した内容を踏まえると割高ではないのかもしれません。

また、今回のモデルでは「インテリアの質感」が予約ユーザーから高い評価を得ており、単なる装備の豪華さではなく“見た目や触り心地の満足度”も最上級仕様を選ぶ動機になっているようです。

ユーザーの男女比については男性6：女性4、年代別では50代が44％と最多となっていて、これまで軽自動車を選ぶことが少ないとされてきた中高年男性のユーザーも、高価格帯の軽を積極的に選んでいる現状が見えてきます。三菱担当者によると、顧客の平均年収も軽ではトップクラスだそうです。