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10月のマーケット概況、VWとアウディの販売が大幅減

5ナンバー車は3ヶ月連続プラス

10月の新車マーケットは、軽自動車が前年を1割強割り込んだのに対し、登録乗用車は前年と同水準を保つなどカテゴリーによって差があり、全体では前年比4.1%減という結果となった。なお、フォルクスワーゲン・グループの排ガス問題の影響が販売面に表れ始め、フォルクスワーゲンとアウディの登録台数が大幅に減少した。詳しい状況を日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表したデータから見ていこう。

乗用車、商用車、軽自動車を含めた全体の新車販売台数(輸入車含む)は38万0089台。10月は全体に販売が落ち込む傾向にあり、前月に比べ2割ほど減少したが、前年比ではマイナス幅が9月に比べ3.5ポイント改善し、市場は回復に向かった。登録乗用車は前年比0.2%増の20万6608台。このうち3ナンバー車は1.8%減の10万0556台で3ヶ月連続のマイナスとなり、5ナンバー車は1.7%増の10万6052台で3ヶ月連続のプラスとなった。8月と9月は3ナンバー車の登録のほうが多かったが、10月は3ヶ月ぶりに5ナンバー車が逆転した。

軽自動車は前年比10.8%減の13万9200台で、2ヶ月連続の2ケタ減となったが、マイナス幅は9月から3.9ポイント改善した。これは9月発売の「ダイハツ キャスト」が約9000台売れるなど新型車の登場で市場が活性化したため。軽乗用車の合計登録台数は10万8584台で、2ヶ月連続で3ナンバーおよび5ナンバー乗用車を上回った。

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