ポルシェの最新4WDシステム・PTMは雪上ドリフトが楽しかった
掲載 更新 carview! 文:竹花 寿実/写真:Kimura Office
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2018年はポルシェ初の量産4WDモデルである「911カレラ4(タイプ964)」のデビューから30周年にあたる。ポルシェはこれを記念して、北極圏のフィンランド・レヴィにあるポルシェ・ドライビング・センターにおいて、最新のポルシェ4WDシステムの走りを雪上で体験するメディア向けイベント「ポルシェ・アルラート・エクスペリエンス」を開催した。
911カレラ4の登場は1988年だが、ポルシェの創立者フェルディナンドはスポーツカーメーカーとして独立する以前から4WDシステムの開発を行っていた。最初に登場したのは、4つのホイールハブに電気モーターを備えた1900年の「ローナー・ポルシェ レーシングカー」だ。さらに1947年にはチシタリア・レーシングカーとしても知られる「タイプ360」を開発し、パートタイム4WDシステムを実現している。そして1984年にはパートタイム4WDの「タイプ953」でパリ・ダカール・ラリーに優勝。翌年にはタイプ953で得たノウハウを盛り込んだ「959」が登場し、1986年には同ラリーで1-2フィニッシュを飾っている。
959は、フロントアクスルに駆動力を伝える多板クラッチ式センターディファレンシャルと、多板クラッチによって作動するリアディファレンシャルロックを備え、今日のポルシェの4WDシステムの基本コンセプトを確立したモデルだ。
そしていよいよ、1988年に「タイプ964」の「911カレラ4」がデビューする。この4WDシステムを初めて搭載した911は、センターディファレンシャルにプラネタリーギアを用いて前後アクスルの駆動トルクを配分し、多板クラッチ式のセンターディファレンシャルロックとリアディファレンシャルロックを備えていた。
しかし、この4WDシステムは、トラクションやスタビリティは高かったものの、制御システムの性能が今ほど良くなかったため、アジリティやドライバビリティの点では優れているとは言い難いものだった。
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