スバル インプレッサ スポーツの魅力とグレード分析! あえておすすめしたいグレードとは…?
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:SUBARU 106
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:SUBARU 106
これらの中から「おすすめグレード」をひとつ決めるのは至難の業です。というのも、インプレッサ スポーツはどのグレードも走りが大変よく、さらには最上級グレードであるAWDのSTI Sportでも300万円を切るお値打ちな価格設定であるということから、「どれを選んでもおおむね満足できる」と言うことができてしまうからです。
それでもあえて“おすすめ”を挙げるとしたら、「1.6i-S EyeSight(AWD)|246万4000円」ということになるでしょうか。
エンジンをモーターがアシストしてくれるe-BOXER搭載グレードは確かに魅力的ですが、スバルのe-BOXERはガチガチのフルハイブリッドではない、いわばマイルドハイブリッドですので「絶対的にe-BOXERじゃないとダメ」ということは特にありません。
また力に余裕がある2L直噴自然吸気エンジンもいいのですが、実は1.6L自然吸気でもパワーとトルクはけっこう十分であり、そして1.6Lの1.6i-S EyeSight(4WD)であれば「インプレッサ スポーツならではのハイレベルな走り」と「スバルならではのハイレベルな4WD性能」を、246万4000円というまあまあお安い価格で手に入れることができるわけです
それゆえここでは「1.6i-S EyeSight(4WD)こそがおすすめ!」としたいわけですが、4WDではなくFFでも構わないのであれば、1.6i-S EyeSight(4WD)より断然お安い予算で2Lエンジンの力を堪能できる「2.0i-L EyeSight(2WD)|224万4000円」という選択も悪くないでしょう。
また1.6i-S EyeSight(4WD)では装備やビジュアルがやや物足りないと感じる場合には、1.6i-S EyeSightにSTI Sportのスポーティな装備類を加えた特別仕様車「1.6i-S EyeSightアクセントブラック」を検討してみてください。こちらの価格は2WDが218万9000円で、4WDが240万9000円です。
インプレッサ スポーツのライバルとなるのは、同じCセグメントに属する5ドアハッチバックであるトヨタ「カローラ スポーツ」と「マツダ 3」でしょう。
カローラ スポーツもマツダ 3も走行フィールおよび性能はなかなかのものであり、マツダ 3のほうは特に「内外装のデザインセンスが素晴らしい」という美点があります。また実燃費も、水平対向エンジンを採用しているインプレッサ スポーツのそれは正直今ひとつで、ライバルたちに負けています。
それゆえ「燃費良好なCセグハッチバックが欲しい」と考えるのであれば、インプレッサ スポーツではなくカローラ スポーツまたはマツダ 3を選んだほうがいいでしょう。それに加えて「内外装がおしゃれなほうがいい」とも考えるのであれば、おすすめはマツダ 3となります。
しかし「走行フィールの上質さ=乗り心地の良さや、カーブなどをイメージどおりに曲がれる能力」に関しては、インプレッサ スポーツのほうがライバル2車よりも0.5~1段階ほど上回っています。また「性能は高いのに車両価格は手頃である」という点についても、つまり“コスパ”においても、自然吸気エンジンのインプレッサ スポーツはかなり優秀です。
Cセグメントの5ドアハッチバックというものに対して、燃費うんぬんではなく「気持ちよく意のままに走れて、それでいて実用性も高くて」という部分を求める人にとっては、インプレッサ スポーツの各グレードはまったくもって間違いのない選択肢です。
ご検討中の方はぜひそのまま、契約まで突き進むことをおすすめいたします。
<終わり>
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