【複雑】フルモデルチェンジに一部改良、“ビッグマイナー”や“〇〇相当”…なぜ呼び名が違うのか。具体的な定義はある?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 12
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フルモデルチェンジに次ぐ改良となるのは、「マイナーチェンジ」です。
マイナーチェンジはおおむね3年周期でおこなわれ、フルモデルチェンジの間を埋めるかたちでおこなわれることがほとんどです。マイナーチェンジの定義は、型式指定番号の変更をともなわない改良と言うことができます。
一般的には、プラットフォームやパワートレインといった基本構造の変更をともなわない改良で、内外装のデザインや機能装備が大きく変更されるものがマイナーチェンジと呼ばれます。
また、マイナーチェンジのタイミングで、グレード体系が見直されるケースもめずらしくありません。
近年では、「ビッグマイナーチェンジ」という表現も登場しています。これは、定義上はフルモデルチェンジではないものの、一般的なマイナーチェンジよりもさらに大規模な改良が施されているものを指しますが、厳密な定義はなく、自動車メーカーによるマーケティング上の表現となっているのが実情です。
「一部改良」は、フルモデルチェンジやマイナーチェンジと比べると変更点は軽微ですが、1〜2年前後の周期で比較的ひんぱんにおこなわれます。
具体的な改良点としては、内外装のデザインの軽微な変更やボディカラーの追加、安全運転支援システムのアップデートなどがふくまれます。
また、法規対応など、ユーザーが気づきにくい部分の改良がおこなわれるケースもあります。
なお、「フェイスリフト」も同様の意味で用いられることがありますが、厳密に言えば、フェイスリフトは一部改良のなかでもおもに外装のデザインに関する変更を指します。
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