ガヤルドLP570-4・SL、超ダイエットの効果は?
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:ランボルギーニ・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:ランボルギーニ・ジャパン
「70kgの軽量化と10psのパワーアップで走行性能を高めたハンドリング・マシン」。このクルマを簡単に説明すれば、そういうことになる。一方で、たった10psの出力向上と70kg程度の軽量化で、どれほどフィーリングが変わるというのだろうか?
結論を急ぐようだが、ノーマルと比べて、サーキットでのハンドリングは明らかに向上していた。スペック上でも、パワー・ウェイト・レシオが2.35kg/psとなり、停止から100km/hまでをわずか3.4秒で加速し、最高速は325km/hに達する。奇しくも、ライバルと目される「フェラーリ458イタリア」の0-100km/h加速3.4秒、最高速325km/hと拮抗している。
実は、強化されたポイントを仔細に見ていくと、去年、イタリア・ミザーノで試乗する好機を得たガヤルドによるワンメイク・レース専用車、「スーパー・トロフェオ」の技術が様々な部分に移植されていることに気づいた。スーパー・トロフェオはノーマルより110kg軽い1300kgに抑えられており、ハンドリングが格段に向上していた。パワー・ウェイト・レシオの向上により、たった10psを上乗せしたとは思えないほど鋭い加速を得ていたのだ。
スーパーレジェーラが、そのロードゴーイング版であることは疑いの余地がない。足回りもスーパートロフェオ同様、ダンピングレートを20%高め、アルミ製ダブルウィッシュボーンのアームブッシュを変更し、アンチロールバーとサスペンション・マウントが強化されている。軽量化についても、スーパー・トロフェオと共通する点が多い。ドアパネル、ルーフからリヤエンドまで続くアウターパネル、アンダーパネル、ドアなど大型パーツをはじめ、リア・スポイラー、ディフューザー、ドアミラーなどの細部までCFRPが採用されている。
インテリアでは、サイドシル、ドアトリム、メーターパネル、センタートンネル、ステアリングホイールと、ありとあらゆるところにCFRPが奢られている。強度を高めて薄くした軽量アルカンターラを表皮に採用したスポーツシートの裏側もCFRP製という念の入れようだ。
ただし、快適性については公道での走行を前提としたLP570-4スーパーレジェーラが抜きん出ている。例えば、スーパー・トロフェオの試乗時には背中にマットを敷き詰めることでシートポジションを調整したが、LP570-4スーパーレジェーラではシート調節機能やステアリングのチルト&テレスコピック機能が備わっている。当然、エアコンやパワーウィンドーは標準装備されている。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【角田裕毅F1第21戦分析】スプリント後のマシン変更で好転。追い抜きは叶わずも「ウエットタイヤの判断はよかった」
バレンティーノ・ロッシ、待望のLMDh初ドライブに「ABSがないのがいい」と満悦。好タイムには“秘密”も
懐かしのエンジン音と希少車体験…昭和レトロカー万博2024 11月30日
京都の無料高速が「異例の有料化」 2025年4月から全車種対象 料金収入は何に使う?
BMW『R18』をリコール…最悪の場合、火災になるおそれ
日産が新型「“高級”SUV」世界初公開! 450馬力超え「V6」&超豪華「荷室」搭載! 赤なホイールが超カッコイイ「オートグラフ ラウンジ」米で登場へ
ヤマハが見た夢「OX99-11」とは? F1エンジンをデチューンしてロードカーに搭載…ロンドンでの初公開ではジョン・ワトソンがドライブ【クルマ昔噺】
K3 ウォータープロテクトシリーズからシートバッグ WP01 が登場! キジマが新製品情報「KIJIMA NEWS EXPRESS」11月号を公開
今年のお得な30日間「決算キャンペーン2024」をバイク王が11/30まで実施中
【このクラシックなベンツのクーペなんぼ?】80年代に大人気を博した「メルセデス 280CE」の価格は?
【Gクラス史上初のBEV】メルセデス・ベンツの開発担当者がエンジン車との違いを解説!
【MotoGP】アプリリアのMotoGPマシン、暑さでやられた?「熱がアキレス腱になっている」マレーシア苦戦エスパルガロ語る
【トヨタ版の噂も】スズキ初のBEV「eビターラ」は多面体ボディと先進内装でBEV市場を席捲するか
あの「250」のオープンが想像以上にゴツカワ! トヨタが本気を出した「ランクルROX」の大量画像
【かっこいいぞ…】アウディ新型「A5」&「S5」公開! 実質A4の後継モデルはファストバックの5ドアとワゴンを設定
現行マツダ唯一のロータリーエンジン搭載モデル「MX-30」がマイナーチェンジ 価格は293万円から
レクサスの歴史的象徴「LS」が売れない3大要因と、次期型が“ふつうのセダン”にならない理由
“50位圏外”でスランプ続く「CX-60」。モデル末期「CX-5」と総合力ではどちらを買うべき?
白熱の王座争い!! 国内二大レースのSUPER GTとSF、最終盤の見どころと観戦時のポイントを解説
【最安グレード追加】レクサス最小SUV「LBX」に“エレガント”新設定 価格は420万円から
【まだお先は真っ暗?】もはや日本じゃ売れる気がしないBEV…やはり初心者のボクらには無理ゲーなのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!