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【新車で買えるのは3車種のみ】絶滅危惧種の国産ステーションワゴン…SUVやミニバンに受け継がれるその“血脈”とは

【新車で買えるのは3車種のみ】絶滅危惧種の国産ステーションワゴン…SUVやミニバンに受け継がれるその“血脈”とは

スバル レガシィツーリングワゴン(初代)

各社が参入した“90年代ワゴン戦争”と、その終焉

さて、その「レガシィツーリングワゴン」の1年前に登場したのがマツダ「カペラカーゴ」です。マツダって、だいたいブームのちょっと前に出してるんですよね。荷室に3列目シートが登場する個性的なステーションワゴンでした。その後、「アテンザ」「マツダ6」へと繋がっていきます。

そんなステーションワゴンブームに黙っちゃいられない! と言わんばかりに、1992年トヨタから登場したのが「カルディナ」です。事実上、「カリーナサーフ」(1989年)の後継モデルでしたが、その後、カルディナは2003年に「アベンシス」へとバトンタッチしました。

1990年登場の日産「アベニール」は、「スカイライン」や「ブルーバード」のワゴンの役割も担っていました。欧州では「プリメーラワゴン」という名称で販売され、日産からはさらに上級の「ステージア」も1996年に誕生しました。

ホンダ「アコードワゴン」は、3代目アコード「エアロデッキ」のやや後継的に1991年デビュー。北米で生産される日本における「輸入車」として販売されました。

三菱からは1993年に「ディアマンテワゴン」が登場しますが、ギャランのステーションワゴンと言えるよりスポーティな「レグナム」も1996年に登場します。

このように、各社がこぞってステーションワゴンを投入しましたが、今ではすっかり少数派となっています。

現在、新車で販売される国産ステーションワゴンは、トヨタでは「カローラツーリング」「カローラフィールダー」のみ(カローラフィールダーは2025年10月末で生産終了予定)。

「クラウンエステート」は「エステート」というステーションワゴンの別名称のようなネーミング(クラウンエステートは長年ステーションワゴンでした)ながらSUVに分類されています。

そしてブームを牽引したスバルからは「レヴォーグ」が発売中。

以上の3台です!

なんとも寂しい気がしますが、これは世界的に見ても同様で、ドイツを除けば、欧米各社ともステーションワゴンはラインアップが激減しています。ちなみにドイツでは、ステーションワゴンをBMWではツーリング、アウディはアバント、フォルクスワーゲンはバリアントなど各社それぞれの呼称があります。

この激減の理由は、もちろんユーザーがミニバンやSUVへと流れていったからにほかなりません。

<次のページへ続く>

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  • 2025/9/29 18:15

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    最後のカメラマンのように、長くて低い荷物を載せるにはステーションワゴンが向いてるんですよね…
    SUVも確かに荷物は沢山載るけど、奥行はそれなりで高さで容量を稼いでる
    クラウンエステートは荷室の奥行があるけど値段が高いし、長物の荷物を載せるのが目的ならレガシィの5代目以降やカムリワゴンなどのそこそこの車のワゴンが良かったです
  • 2025/9/29 18:10

    違反報告

    70カローラばんから派生したカローラワゴン、同じく60カリーナバンから派生したカリーナサーフ。そしてレオーネツーリングワゴンにスプリンターカリブ。
    そしてクラウンワゴンとマークIIワゴンにセド・グロワゴン。
    80年代には選択肢がたくさんありました。
  • 2025/9/29 18:45

    違反報告

    スバル・レガシイの登場まではワゴン=商用バンの乗用車版というイメージが強く、ファミリーカーといえばセダンであった。85年のプラザ合意以降のバブル景気で円高になったことで輸入車が身近になり、スキーなどのウインタースポーツが流行したことで4WDへの需要が高まった。そうした時代に生まれたのがレガシイだった。先代にあたるレオーネに存在した商用グレードはなくなり、ハイパワー 4WDで欧州の本格的なスポーツカーに引けを取らない走行性能と、ファミリーカーとしての実用性も兼ね備えたステーションワゴンを再定義したクルマであった。
    ツーリングワゴンとしてのレガシイは2014年に生産を終え、クロスオーバー版のアウトバックも2025年に終売となった。SUVやミニバンが隆盛の時代、ステーションワゴンの第一人者であったレガシイと共に再びマイナーなジャンルへと戻った。

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