新型エスティマ/エスティマハイブリッド試乗、鮮明になった魅力と弱点
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
意外だったのはインテリアが結構大幅に変わっていたことだ。とくにいちばんの大物部品であるダッシュボードは変更するとコストが高く付くため、マイナーチェンジでは手をつけないケースが多いのだが、外観の大変更に歩調を合わせるように大胆にメスを入れてきた。
よくよく眺めるとそのまま使っている部品もあるし、おそらく基本骨格は同じものを使っているのだろうが、見た感じは一新されたという表現を使えるほど。アッパーグローブボックス周りの形状は完全に新しくなっているし、エアコンパネルやステアリングホイールも新デザインだ。
その他、アクセントステッチ付きの合皮を貼りつけて質感を高めたり、9インチ型ナビの設置を可能にしたりと、大物パーツから細部に至るまで、大胆かつ丁寧なアップデートをしている。
なかでもいいなと思ったのが「アエラス・スマート」というグレードに設定されたホワイト内装だ。これを選ぶとダッシュボードの一部もホワイトになる。しかも色合いはアイボリーではなく純白。ルーフトリムをはじめとするブラックとのコントラストはかなり鮮烈だ。本革ではないが、最近の合皮はとても肌触りがいいし、気になる汚れに対しても防汚加工が施されているという。
お洒落なミニバンというエスティマのコアバリューをもっともストレートに表現しているグレードとして、ホワイト内装のアエラス・スマートは一見の価値ありだ。僕がもしエスティマを買うなら迷わずこいつを選ぶだろう。
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